il pleutインタビュー 「テンプレのような感じではなく曲毎にいろんな面を見せていきたいです。」
2023年6月17日(土)に『Romantic Rainy Blues』をグループコンセプトとしてデビューをした6名体制の新グループil pleut(イルプル)。グループ名の『il pleut』はフランス語で『雨が降っている』の意味。当然グループや楽曲のコンセプトにも『雨』が強い影響を与えている。
IDOL REPORT .comではil pleut初となるロングインタビューを行った。(※メンバーの花橋苺は取材当日体調不良で欠席)個性光るメンバーたちがil pleutへの加入を決めた思いや、楽曲・ダンスへの向き合い方、そして彼女たちが描いている『野望』についてまで聞いた。(聞き手:IDOL REPORT .com編集部)
デビュー直後のお忙しい中、インタビューのお時間を頂きましてありがとうございます!
早速ですが、メンバーの皆さんの自己紹介をお願いできますか?
RAINY BLUE担当の安堂瑠那(あんどうるな)です。
広島県出身で趣味はゲームです。食べることが好きで特に焼肉がめちゃくちゃ好きでホルモンにはうるさくやらせてもらっています!
RAINY RED担当の天音茉莉花(あまねまりか)です。
東京都出身の22歳です。現役一応大学生です。趣味は温泉に行くことと、あとは自分もアイドルが好きでアイドル追っかけるのが好きです。
今好きなアイドルさんは名古屋のぜろから☆すた→とさんで、ほぼ毎月遠征で会いに行けるように頑張ってます。
RAINY GREEN担当の山城リオ(やましろりお)です。
東京都出身で イラストを描くことが好きです。イラスト用に別のTwitterとInstagramのアカウントも持っていてちょこちょこ絵を描いて載せてます。
好きな食べ物はフライドポテトと抹茶で、黒と三毛とキジトラの猫を3匹飼っています。
RAINY YELLOW担当の柳みこ(やなぎみこ)です。
3ヶ月前まで三重県で看護師してました。邦ロックが好きで1人でフェスとかライブに行ったりします。なので、楽しいライブをやっていきたいです。
RAINY LIGHT BLUE担当の水上涼菜(みずかみすずな)です。
富山県出身です。食べることが好きで、マンガもちょっと好きだし、絵を描くのもちょっと好きだし、家で一人Twitterしてます!
il pleutさんは2023年6月17日にデビューされましたが、どんなグループなのですか?
『Romantic Rainy Blues』というコンセプトのグループで、雨の日でも活力を与えられるようなグループなんじゃないかと、私は思っています。
ちょっと憂鬱な雨の日に思い出していただけるような、そんなグループにしたいねって言ってます。
声がみんな可愛らしい感じなので、デビュー曲は疾走感のある感じでカッコいい感じの曲になっているんですけど、『ポップでカワイイ感じの雨の日』っていうようなイメージのライブを作れるグループなんじゃないかなと思っています。
『透き通った感じ』のグループになりたいっていう願望が勝手にあります。
il pleutさんのライブに足を運んで頂いた方に対して、「ここを見てほしい」という部分とかありますか?
衣装は見てほしいです。青色で結構ヒラヒラしてるので、回った時にふわってなるのがすごい可愛い。
傘みたいでかわいいよね。
あと、みんな衣装にグループフラワーのあじさいの刺繍が入っているのでそこも見てほしいですね。
まだオリジナル曲は、『雨天決行』と『RAINY DANCE』の2曲しかないんですけど、雨って言えば台風があったりもするし、でも相合傘とかそういう可愛いイメージとかもあったりするんで、雨から連想されるいろんなイメージの曲がライブだと聴けると思うので、これから楽しみにしていただきたいです。
初めてil pleutメンバー6人で顔合わせをしたときの印象ってどうでしたか?
実はちゃんとした顔合わせをしてないんですよ。
すいちゃん(水上涼菜)にはレコーディングの日に初めて会って。
レコーディングって1人1人時間が別じゃないですか、そこでちょっとずつちょっとずつ人が増えていって、最後にみんな集まったみたいな感じでした。
なので、6人でばっと集まって、「よろしくお願いします」みたいな機会はなかったんです。
でも、私以外のメンバーはみんなで先にレッスンをしてたから、私以外とは会ってましたね。
そうだね。オーディション組は会っていたから。で、そこにるなちゃんがレッスンに来て初めましてしました。
レコーディングでメンバーみんな「初めまして」だったんですけど、そのままぬるっと馴染んで、かしこまったことも無かったです。
言われてから思いましたけど、なにも違和感感じませんでしたね。
特に緊張することもなく。
でも、私はやっぱりすいちゃんは事務所の先輩だし、普通にライブも見ていた側だったから。
オーディション期間とかに来てくれました。
まさかその時は同じグループになるとは思わず。
写メとかも撮ったので、やっぱり最初は緊張しました。
私も緊張しました、みんなに会うの。
やっぱり、すぐには受け入れてもらえないと思ったし、気まずいだろうなとも思ったし。il pleutに入るのは、本当にオーディションが終わってから決まったことだったんで、オーディションの時も『オーディションの子たち』っていう目で見てたから、なんか緊張しました。
本当にゆるい感じでみなさん会ったということだったんですね。
結局、すいちゃんは先輩っていうのもあったけど、逆に私たちのことを受け入れてくれないみたいなのは多分なかったんじゃないかと思いますし、みんなすぐに仲良くなれた感じです。
すぐみんなでガスト行きました(笑)
女子会して、もうみんなタメ口になりました。
そこでメンバーの距離が一気に縮まったんですね。
さて、il pleutさんは2023年6月20日にデビューされましたが、その前にはプレデビューもありました。プレデビュー前〜プレデビュー〜正式デビューと言う間で気持ち的に変わった部分などはありましたか?
今はライブで4曲やってるんですけど、プレデビューの時点ではほんとに1・2曲とかしか入ってない中1曲披露だったので、プレデビューしたとて正直デビューしたという実感はそこまではなくて…。
間に合うのかなってのもあったし、不安もいっぱいある中でのプレデビューで記憶がないぐらい(笑)
1曲だったので本当にあっという間で、緊張はもちろんしたんですけど。
デビューからやっと気持ちも全部整って、曲も整ってみたいな気持ちかな、私は。
私は能天気だから、プレデビュー日は『今はこれしか持ってないし、これを全力でやり通したい』と思って。どっちかといえば、ファンの人に会うことの方が緊張していて、私は。
ずっと会ったことない人たちで、眼の前にいるところを見たら、私泣いちゃうんじゃないかと思って。ステージで泣きたくないけど、なんか泣いちゃうんじゃないかの方が不安でした。(笑)
なんか、みんなと違うところで緊張して。
結構泣き虫なんですけど、応援してくれてる人みたらなんか涙腺が壊れがちですね。withLiveとかでも顔合わせた瞬間に『買ってくれてありがとう』と思ったら泣けてきちゃって。
だからプレデビューまではアイドルとしての当事者意識はなかったのかもしれないなと個人的には思っています。自分がパフォーマンスするっていうよりは、ファンの方のことを考えていたかもしれないです。
私はステージに立つこと自体がオーディションの時から数えてプレデビューで4回目とかだったんです。プレデビューの時はその前にステージに立った時から結構期間が空いてしまっていたので、まず人前に立つのがすごい緊張しましたし、振り入れもまだ終わっていない状態で不安もいっぱいあったし、『ほんとに大丈夫かな…』みたいな気持ちがすごい強かったです。
実際、プレデビューのときはどうでしたか?
あっという間すぎてあんまり覚えてないですね。
プレデビューの日、午後レッスンがあって、レッスンしてからプレデビューライブだったので、なんかもうそこからも結構バタバタバタバタって…。
確かに!あっという間の1日だったね。
その日が『RAINY DANCE』の初振り入れだったんです。
新しい曲をしつつのプレデビューだったね。
『走ってたら終わってた』ってそんな感じでした。
オーディションの時から見てくださってた方がプレデビューとか、デビューライブ見に来てくれる人が多かったんですけど、私が素人だったこととかも知ってるので来てくださる方も『大丈夫かな?』って心配してるんじゃないかなって思ってて。
来てくれたファンの方にいいところをお見せできるか不安だったんですけど、プレデビューとデビュー終わってから「グループよかったよ」「ダンスも意外と踊れてたね」とか「歌ってたね」って言ってもらえて安心しました。
ちゃんとアイドルになれているかなって。
アイドルになった実感ってまだ無いですか?
まだ無いです…。
プレデビューライブもデビューライブも拝見させて頂いて、一番わかりやすく変わったところは先ほどお話しに挙がった衣装だったと思ったのですが、自分の衣装をもらった時ってどうでしたか?
めちゃめちゃ感動しました。『これ自分のためだけに作られてるんだ』っていうのも嬉しいですし、あんなに綺麗なステージ用の衣装を着たのって、幼稚園のお遊戯会以来とかだったのでもうほんとに嬉しくて、 ずっとなんかくるくる回っちゃいました!(笑)
ホントすごい嬉しかったです!
アイドルになるんだって実感が湧きました。
アイドルの衣装って魔法みたいじゃないですか、着た瞬間に普通の子からアイドルになる、衣装にアイドルにしてもらうみたいな。それを実感できました。
あとのお三方は経験者ということで、『アイドルの衣装』というのは当然着ていましたが、今回の衣装を着て思うところとかありましたか?
私は今まで結構可愛い系の衣装を着てたことが多かったので、スカートの子もいるんですけど私の衣装はパンツなんで『新しい自分』って感じがしてます。
初めて着た時は『似合うのかな?』ってちょっと不安だったんですけど、メンバーみんなが「1番似合うよ」って言ってくれたので、すぐママに写真を送りました。
デビューライブのときはツインテールでしたよね?
そうですね。
かっこいい衣装とか曲の中でツインテールをすることで、かわいさも出していきたいなってところが個人的にはあるので。
私は前の時も青だったんですけど今回はパキッとした青になって、『似合うのかな?』と思って実際着てみたら結構キラキラしてたので、『髪飾りこうしようかな』『あんなことしようかな』みたいなイメージが一気にバーって湧いてきて、初めて衣装を着た日はそれがすごい印象的でした。
前の時はミニスカみたいな感じだったんですけど、今回ちょっとロングになって1年経って大人っぽくなったのかなって思って、そういう感じをお見せできたらいいなって思いました。
私、デザイン画を見た時からこるまい(CALL MY NAME)の時と比べてちょっとヒラヒラしてたり可愛いとこが多くて、すごい楽しみで。そのフィッティングの日が決まった2日前から断食してフィッティングにすべてを注ぎ込む勢いで頑張ってたらちゃんと衣装も入って嬉しいって!!(笑)
やっぱ細かいところがすごいキラキラしてたりして、こるまいの衣装と比べたら、割と『女性』って感じの衣装になったので、これを着てこれから頑張ろうという気持ちになりました。
衣装とともに、初めて楽曲を聴いたときの感想など聞かせて頂けますか?
おしゃれな曲だなと思って。
歌とかダンスの経験も全くなかったので、これを自分が歌えるのか、自分がパフォーマンスできるのか、自分のものにできるのか、みたいな不安が一瞬よぎってしまいました。
でも、ホントおしゃれなので、みんな気に入ってくれるんじゃないかなって思いました。
デモ曲を歌ってくださってる方が結構かっこいい感じで歌ってたんですけど、il pleutのメンバーはかわいらしい感じの子が多いので、これを私たち歌いこなせるのかなって思ったんですけど、レコーディングしてみたら上手いことみんなの可愛い声とフィットして、可愛いロックになったんじゃないかなって。
実は、オーディション中に楽曲を先に聴かせてただいていたんです。実際に聴かせて頂いたら『絶対ダンス難しいやん』っていうのが最初の印象ですね。
みんながオーディションをしている中で、私今何ができるかなっていうのが1番浮かびました。
前世があるといっても3ヶ月しかアイドルをやっていなかったのですし、その時はダンスも未経験な状態で入ったので、かなり経験不足だと思ったのでYouTubeとかでダンス基礎をやり、筋トレをし、ちょっとでもできることをやろうと思ったのが第一印象でしたね。
卒業ってまだ決まってなかった時に、こういう感じなんだよってデモ曲を聴かせてもらったんです。その時から、『え、めっちゃいいじゃん』って思ってて。だから自分がこのグループに入るってなって『この曲歌えるんだ、やった!』っていう。
ちょっと柔らかい感じの可愛い声が合うような曲なのがすごい嬉しくて。こるまいでは結構『心から叫ぶ』みたいなイメージで歌っていたんですけど、il pleutの曲は綺麗に歌えそうな曲ですごいワクワクしました。
前のグループの時は、どの曲も『ずっと笑顔で、もうくるくる回って飛び跳ねて、もう超可愛い』みたいな元気元気のような感じだったので、初めて曲を聴いた時おしゃれだなってのは最初にバーンって来たんですけど、その後に、『いや、こういう系マジで絶対自分似合わないよ』って思って。
前の時も『元気キャラ』みたいな感じで売ってたんで、こういう曲絶対ダメだっていうのをしばらく思ってて。 で、やっと振り入れ終わってレッスンとかで踊ってる動画を自分で見ると『あっ意外と合うな』って最近思ってきて、そこでやっと自分が曲に入り込めたのを実感した感じです。
結構ギャップがあったという感じですか?
そうですね。CALL MY NAMEさん寄りとまではいかないけど、アイドルの系統で言ったら、『カワイイ』ではなく『カッコイイ』寄りじゃないですか。なので笑顔ってよりか魅せるっていう感じが多いから、そこはすごいギャップかなって思います。
なるほど。
では、デモ曲を聴いて実際に自分たちの曲にするためにレコーディングをするわけですが、そのレコーディングのお話などお聞かせいただけますか?
私だけ1曲目でハモリをやらせていただいて、私、マジで歌下手なんですよ。(笑)
人生で初めてのハモリをいただいたので、それがやっぱり何よりも難しくて。音楽の才能がある方達って、「音のラインが見えたりする」とか言うじゃないですか。そういうのが全くないので、頂いたハモりの音源をそのまま頭に叩き込んで歌いました。(笑)
1曲目のレコーディングはハモリがあったので、すっごい緊張もしましたし、いざやってみたら全くできないんじゃないかもって不安もすごいありました。でも完成したのを時に聞いた時は、『あ、思ったよりできてるな』ってなんですごい安心しました。
ということは、苦戦はされましたか?
めっちゃしました!
カラオケに週3、4ぐらいで行ってめちゃめちゃ練習して、やっとできるようになったぐらい(笑)
そもそもハモリを歌うとか考えたことも無かったので、プロデューサーさんに「やってみない?」って言われた時、「ちょっと多分無理です」ってLINEするくらい軽く断ったんですけど、何故かやることになりました(笑)
前のグループの時は、癖が強いキャラだったので歌い方もキャラにあった制限された状態で歌っていて、今回初めて自分の自由に歌えるってなった時、逆に分からなくて…。
最初ちょっと、わからないなと思って歌っていたんですけど、それでも進めているうちに「いいと思う」って言ってもらったりしてくれたのが逆に自信になって、レコーディングはすごくしやすかったです。
自分の声って変に聞こえるじゃないですか。レコーディングで自分の声を聴いた時は「うわぁ〜」ってなったんですけど、最後出来上がりを聴いた時はすごく綺麗だなと思ったし、まとまりがあってとても嬉しかったです。
このレコーディングで初めて自分の歌と向き合った感じがします。
私K-POPが好きなんですけど、K-POPアイドルさんってレコーディング風景の動画とか出してたりするんです。それで見たのとそのまんまだみたいな、すごい客観的な感じで。『あ、すごい。スタジオってこんなんなんだ』みたいな。ちょっとそういう気持ちです(笑)
私はあんまり声が高い方ではないので、みんなが歌ってるのを聴きつつやったんですけど、あんまり普段から歌を歌ったりとかもしてなくて、カラオケも全然行ったことないレベルだったので、高い音を出すのが難しいし、自分の歌い方もあんまりわからないし、もちろんレコーディングも初めてだし、でもとりあえず声は出さなきゃいけないというので、もう必死でした。
歌うってなったら友達とカラオケ行ったりとかしかなかったんで、人様に聞いてもらうというのが初めてだし、人に聴いてもらう場合どう歌った方がいいんだろうって思っていたんですけど、レコーディングの時に結構みんな「いいよいいよ!」「かわいいよ!」って盛り上げてくれたので歌えました。
で、レコーディングのブースに入った時、マイクの前に丸い編み編み(編集部注:ポップガード)あるじゃないですか、あれを見て『本当にあるんだ』って思いましたし、 『あ、ついにこれがレコーディングか』って思いました(笑)
『雨天決行』のレコーディングの日は、レコーディングがどうとかじゃなくて、ホントにみんなと初めて会う日だったんで、 まず行くのが緊張して、からの、歌って終わってからのその日に私がil pleutに入るのがTwitterで告知される日だったので、レコーディング終わってからもずっと吐きそうって緊張してました。
でもレコーディング自体は、 うん、普通に終わりました(笑)
CALL MY NAMEの曲と比べてレコーディングはどうでした?
『雨天決行』は、こるまいと曲調が似てたから別になんとも思わなかった。
『RAINY DANCE』の方は『雨天決行』とは別日に録ったんですけど、そっちは歌いやすいなっていう感じですぐに終わりました。
私からしたら『雨天決行』の方がやっぱりちょっと難しくて、納得がいくまで結構しつこく録り直したので、 サブスクが解禁された時は嬉しかったし、結構周りも「いいね」って言ってくれたから、やってよかったなと思いました。
楽曲についてお聞きしようと思います。
『雨天決行』はやりやすい曲ですか?それともやりにくい曲ですか?
『雨天決行』はかっこいいし、決まったら会場が締まると思うんですけど、個人的には私はまだ『雨天決行』に追いつけてないというか、曲はいい曲だし、レコーディングも、サブスクもすごいくいいのに、私がサビ前を歌ってたりするんですけど、盛り上げるとこで、なんかできてないような…。
え!♪後味悪いでしょう♪のとこでしょ?私結構好きだよ!
って個人的には思っちゃっているんで。リズムを刻む感じの取り方だから、すごく追いついてないなっていう印象があって、難しさを私は感じています。
シンプルに『雨天決行』はダンスが難しくて、結構かっこいい系のダンスで、アイソレーションを使うところも多いので、ダンス初心者のメンバーも多いし、まあ、私は経験者なんですけど、アイソレーションは1ミリもできないですし(笑)
綺麗に合わせて踊るのも、ま、個人個人がうまく踊るのも、そもそも難しい曲だなってすごい思ってて。
あと、みんな言ってるけど、みんなが可愛い感じなので、そのキャラはキャラとして持ちつつ、曲ではカッコよさをもっとバーンって出せるようになりたいなってのはあります。
私的には両方ともダンスがスゴイ難しいですね。
振りを覚えるのはそれほどなんですけど、体の使い方とかあの、1個1個の細かい指の動きとか、そういうところがみんなと比べると、私は全然まだまだだなと思うところはありますし、歌ももちろん、レコーディングや練習の時とライブの時の声の出し方ってやっぱり全然違うので、その部分の経験が足りてないし、練習もまだまだかなと思って、本当に課題しかないです。
『雨天決行』のダンスは、皆さんからみても難しいものですか?
『雨天決行』は難しいかな。
逆に『RAINY DANCE』はそれほどではないんですけど、しなやかさを出す表現力はいるなと思いました。
il pleutのダンスは結構テクニックが必要な感じなのですか?
そうだと思います。
曲を聴かせていただく前から、プロデューサーの上田さんから「このグループはダンスを魅せていくグループにしたいと思ってる」って圧をかけられていたので、その通り結構難しい振りでした。
私はクラシックバレエを小さい頃からやってたんですけど、『雨天決行』みたいなカッコいいダンスのジャンルは全くやったことなかったで、追いつけなかったりしました。
『RAINY DANCE』は結構柔らかい振りとかバレエに近いしなやかな振りがあったりして、そこはちょっと得意分野なんで、まだ見せられる方かなとは思うので個人的には『RAINY DANCE』の方が好きです。
ちょっと話を変えようと思いますが、今日いらっしゃる中では天音さんと山城さんと柳さんはオーディションから加入ですが、オーディション合格時にいきなりレインコートを着させられましたが、その時どう思いました?
『マジで着るんだ』って思いました(笑)
名前を呼ばれて感動で涙流れたのが驚きが大きくて引っ込みました(笑)
しかもそのまま写真も撮るんだって(笑)
(笑)
レインコートを着させられる前に、il pleutのメンバーとして名前が呼ばれた時の感想など教えていただけますか?
オーディション期間中はとにかく『またアイドルになりたい』って気持ちが大きかったので、それがたとえ遥か、彼方。さんだとしても、YUMEADO EUROPEさんだとしても、どこでも同じ喜びだったと思います。
どこのグループだからとか、コンセプトがどうだからとかよりかは、『またアイドルになれた、ステージにまた立てる』っていう喜びが1番にきましたね。
びっくり。
もう、ただただ、『え?わ、私がですか?』っていう驚きでした。
合格できそうだなって手応えみたいなものはあったのですか?
いや、全然なくて。当日も実は色々あって、落ちたかなって気持ちが80〜90%くらいで、『まぁ、呼ばれないだろうな』って気持ちでステージには立っていたんですけど、そうしたら「山城リオ」って呼ばれて。で、ビックリしたのと、配信から最終審査のライブまでずっと応援してきてくださった方への感謝と、驚きで、もう涙が止まんなくなっちゃって。 ただただ、本当に応援してくれた皆様にありがとうございましたっていう気持ちでいっぱいでした。
最終審査の前に、もし合格したら上京しないといけないので合格かわからないのに実は働いていた職場には退職を伝えていて。『これは受かんなきゃヤバイ』っていう気持ちだったんですよね(笑)
メンバーを呼ばれるときに先に茉莉花(天音茉莉花)と苺(花橋苺)が呼ばれてて、 その2人は最終のオーディショングループで一緒で仲良くなってたんで、その2人が呼ばれてる時に、『あ、私もそこに入りたいな』って思ってたら名前を呼んでもらえたので、正直、『このグループで嬉しいな』って思いました。 一緒にこれからもやれるんだって。あと、退職が無駄にならなくて良かったなって(笑)
オーディションの時もTwitterとかに『アイドルに転職したいです』って書いていたんで、応援してくださってた方々も、「転職決まってよかったね」って言ってくれたりして、安心しました。
安堂さんは、オーディションではなくil pleutへ加入されましたが、加入しようと思った理由を教えていただけますか?
最初は正直大学院に行こうと思っていて、もう完全にアイドルをするつもりはなかったんです。別のオーディションを受けていて落ちてしまった時には大学を休学していたので、そのタイミングなら2023年9月卒業になってしまうから、11月に行きたい大学の大学院試験があったので、それを受けようと思ってファンの人にも「アイドル辞めます」って言ったんです。SNSは続けてはいたんですけど、一般人になろうとはもう結構心に決めていました。
そんな時に、プロデューサーの上田さんが声をかけてくれて、その時めちゃめちゃ理論的に説明してくれたんです。それが理解しやすくて、そこで『ここだったら なんか私うまくやっていけるんじゃないかな』って直感的に思って、もう1回頑張ろうかなって思いました。
言える範囲で良いので、どんな内容だったのですか?
もし入ったらどんなふうになって、どこを目指すかとか、どういうグループなのかみたいな概要的なところを聞いて。あとはタンバリンアーティスツ自体がどういう事務所かとか、 どちらかと言えば、そういった話を聞きました。
前のオーディションはもう自分の中で最後って決めていたんです。もうこれ以上両親に迷惑かけられないって思っていたのもあるし。
やっぱり難しいじゃないですか。いろんな事務所があって、いろんなグループがあって、でもいい事務所だからと言って自分に合うかはわからないし。
でも今はやる気マンマンです!
そして、デビューライブで安堂さんはリーダーとなることが発表されましたが、どのタイミングでリーダーになることが決まったのですか?
デビューライブの朝起きたらプロデューサーの上田さんからLINEが来てました。
一旦何か送らないといけないと思って、LINEでカッコいいこと言いたいなとか思ったんですけど、率直に「一緒に走っていきたいです」みたいなことを書きました。そこからリーダーの仕事が始まりましたね。
なので、朝起きたらリーダーになってました(笑)
どんなリーダーになりたいとかありますか?
リーダーとはいえ、私はまとめ役だと思っているので、「私が法律です!」みたいな感じではなく、みんなの言っていたものを、「じゃあこうやって、こういう段取りでやっていきましょう」とか、そういう役割でありたいと思っています。
もちろんリーダーってグループで話を振られるのが1番最初だと思うので私がシャキッとしてないといけないですし、それはもちろんSNSだったり、ダンスだったりみんな以上に1番頑張っていこうと思ってる所存なんですけど。でも、私だけだったらグループじゃないので、みんなそれぞれどうなりたいかとか、色々な意見があると思うんで、十人十色じゃないですけど、6人6色でやっていける環境を作っていきたいです。
水上さんにはちょっと聞きにくいお話なのですが…。
CALL MY NAMEが現体制を終了するという時、そのまま活動を続けるというところから、ソロで活動する、アイドル自体辞めるというところまで色々な選択肢があったかと思うのですが、その中でil pleutに入るのを決めた理由って何だったんですか?
il pleutの公式TwitterにSEが上がってて、 こるまいを辞めるとか辞めないとか関係なしに、そのSEを聞いた時『え、めっちゃいいな』って思ってたんですよ、普通に。という段階があって、このグループのあじさいの絵とか『いいな羨ましいな』って思っているところがあって、その後に話をもらって、 入れるなら入りたいってすぐ思いました。
CALL MY NAMEを辞めると言ってからil pleutに加入を決めたというわけではなかったのですか?
迷ってました。なんて言うんだろう…。
il pleutに入るかっていう頭はまずないところで、こるまいを続けるか辞めるかどうしようって思っていて。でも、私はアイドル自体を辞めようとは思ってなくて。アイドルは続けたいと思っていました。
でも、他を探してオーディションを受けたいとかもなくて、なので最初はこるまいに残るつもりでした。こるまいしかアイドルをやれないと思っていたので。
私の中で『アイドルをやる=こるまいをやる』っていう頭がずっとあったんですけど、 でも元々自分の歌声が曲にあってないという気持ちは当初からありました。でもこるまいでしかやれないとずっと思ってたからやってたけど、そこに『il pleutでやれる』選択肢が出てきて、その時初めて『そっち(il pleut)でやりたい』って思いました。
こるまいとil pleutだったら、il pleutの方が自分にあってるなって確実に思ったから、 メンバーのこととかオーディションのこととかも正直何も知らなかったけど、SEと、あじさいのイラストで入ろうと決めました。
その時聴いたSEが自分にあわなかったら、il pleutには入らなかったってことですか?
あわなかったら入ってないですよ!(笑)
もし全然違う感じだったら、別に私はこるまいでいいって思ってたし。私はこるまいのことが嫌いだったわけでもないし、こるまいをずっと辞めたいと思ってたわけでもなくて、ただ、il pleutの楽曲の方が自分にあってそうだな、やってみたいなって思ったから決めました。
これは全世界に広めていきたいので自分から言っていきます!!(笑)
それでは、il pleutの目標などあれば教えていただけますか?
この間、野望の話をみんなでしたんです!
したした!
どんな野望ですか?
il pleutってみんな出身地が違っているので、メンバーの出身地ツアーをしたくて。
やってみたいよね!
今年は無理かもだけど、夏フェス出たいですね。野外でライブしたい!
気持ち良さそう!
あと遠征もしたいです。
したいね。関西にもil pleutのファンの方がいらっしゃるので、大阪や名古屋遠征はやりたいですね。
il pleutとしてデビュー間もないですが、個人的に「il pleutをこうしていきたい」とか個人でやっていきたいことなどありますか?
さっきも言ったんですが『雨天決行』はダンスが難しいとか、『RAINY DANCE』はしなやかさが必要とか、技術面で結構高いものを求められてるって思ってるんですけど、今はまだ全然ついていけてないので、パフォーマンスでもっともっと魅せられるグループ、何も知らないでライブを見た人にも刺さるような、そんなパフォーマンスができるグループにしていきたいとは思ってます。
(何度も頷きながら)同感です。
個人個人は個性があって、『この人のこういうところが好き』みたいなもあるかもしれないですけど、グループでってなったらカッコいいとかカワイイとかいろんな面を見せられるグループになりたいです。
『雨』はいろんな表現ができるってのがあるので、まだ2曲しかないんですけど、今後増えていった時に、いつもテンプレのような感じではなく曲毎にいろんな面を見せていきたいです。
SNSとかも活用してアイドルファン以外の方にも知ってもらって、『ちょっとライブ行ってみたいな』って思ってもらいたいですね。
そう皆さんに思ってもらえるようなステージとか作っていかないといけないですし、アイドルファンだけじゃなくて、普通にロックが好きとかダンスが好きっていう人にも刺さるようなレベルのアイドルになりたいです。
私、声優とグラビアをやりたい!一発逆転したい!!
この間水着を着てて素敵でした!
あ、いやいや…。ありがとう。
チャンスが回ってきたら、絶対取ります!!
私は2つあります。
映画が好きなんで映画に出たいなっていうのと、オーディションで書類審査後のZoomでの対面審査の時に「特技ありますか?」って聞かれて、他の子たちが「ダンスです」とか「歌です」って言っている中で、私は「美味しそうに食べるのが特技です」って言ったんです。雑誌とかテレビとかYouTubeとかでも良いですけど、美味しさを伝える仕事をしたいです。
私は元々モデルのレッスンとかを別の事務所で受けていて、なのでモデルとまではいかなくても、写真を撮られる側のお仕事とかしたいです。
あとはイラストも書いてるので、 イラスト関連の仕事とかグッズとか作りたいですし、個展とか開けたら良いなと思っています。
今はポップなイラストが多いんですけど、デッサンの勉強もしていたので写実的な絵も描けますし、Photoshopとかもいじれるので割りと何でもできます。
最初からアイドルになりたいっていうのが私の中では最終目標というか、その先に何かに繋げたいとかいうわけではないので、女優をやりたいとか雑誌に出たいとか、そういうのは本当に何も思ってなくて。
なので、アイドルに繋がる仕事、例えばすいちゃんみたいなTGIFとかグラビアとかは機会があれば全部やっていきたいなとは思ってるんですけど、目標ってなるとグループが有名になることが1番の目標です。
私もイラストが好きで結構絵描くんですけど、CDの裏面とかで良いのでいつか絵を描きたくて。それは夢です。
あと、『逆転オセロニア』っていうゲームが好きなのでそれを絡んだお仕事がしたいです。
あともう1個は写真集をいつか出したいというのがあります。私も茉莉花ちゃん(天音茉莉花)と一緒でアイドルになるのが目標だったので、アイドルの中でそういったお仕事がしたいなっていう気持ちです。
ありがとうございます。
最後に言い足りないことありましたら、言っていただいていいですよ。
これからil pleutも私たちも大きくなりたいので、曲とグループを愛して下さい。
絶対目を見放すな!!
って書いておいてください。
il pleutは2023年7月19日(水)下北沢SHELTERで主催イベント『il pleut pre.「雨宿り#1」』を開催する。詳細については下記の通り。
『il pleut pre.「雨宿り#1」』詳細 日付: 2023年7月19日(水) 時間: 開場 18:30 / 開演 19:00 会場: 下北沢SHELTER 出演: il pleut / CALL MY NAME / Cassie Te Light / 負けない僕等は、雨の降る世界で猫と躍る。 料金: 前売 2,000円(+1D) チケット: https://tiget.net/events/256820
☔️主催LIVE INFO☔
— il pleut[イルプル] (@ilpleut_idol) June 30, 2023
il pleut pre.
「雨宿り#1」
日程|7/19(水)
時間|OP18:30/ST19:00
会場|下北沢SHELTER
料金|¥2,000
GUEST|CALL MY NAME/Cassie Te Light/負けない僕等は、雨の降る世界で猫と躍る。 https://t.co/KwD4L4Jh8w
※7/1(土)21:00販売開始。#イルプル pic.twitter.com/bLrVlFCule
il pleut 公式Twitterアカウント:@ilpleut_idol
安堂瑠那 Twitterアカウント:@Luna_ilpleut
天音茉莉花 Twitterアカウント:@Marika_ilpleut
花橋苺 Twitterアカウント:@Ichigo_ilpleut
山城リオ Twitterアカウント:@Rio_ilpleut
柳みこ Twitterアカウント:@Miko_ilpleut
水上涼菜 Twitterアカウント:@Suzuna_ilpleut
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