ARTNADOLL プロデューサー・いめたそインタビュー。「アイドルを核にクリエイターコミュニティになったら」
『トキメキアーティスト』でミスiD2021でSUZURI賞・ZOZO賞を受賞した、時芽いめこといめたそがプロデュースするグループ『ARTNADOLL(アートナドール)』が始動、メンバー5名が発表された。
IDOL REPORT.comはメンバー発表直後のいめたそにインタビューを敢行。
ARTNADOLLのコンセプトである『ART×IDOL』とは具体的にどういうものなのか?そしてARTNADOLLを通してプロデューサーのいめたそは何を見据えているのかを聞いた。(聞き手:IDOL REPORT.com編集部)
本日はよろしくお願いします。
まず最初に今回アイドルグループをプロデュースすることになった経緯などから聞かせていただけますか?
元々アイドルを作ろうっていうのは、自分からは考えていなかったんですけど、去年たまたま運営さんから「アイドルつくりませんか?」と声をかけていただいたんです。
私は元々美大出身でクリエイターとして色々作品を作ったりとかしてきて、その中でミスiD2021でSUZURI・ZOZO賞を頂いたりもしました。
そんな感じなので周りには色々なクリエイターさんがいるんですけど、すごい才能がある人がいたりするのは知ってはいるんですけど、そういう人たちって孤立しちゃってたり、知名度が無かったりしてるんです。そこでクリエイターのコミュニティというか、みんなが一緒に何かを作ったりできる場が欲しいって言うのをずっと考えていたんです。
その時にちょうどさっきの「アイドルを作りませんか?」という話を頂いて、その後に自分で色々考えた時にアイドルとクリエイターのコミュニティを合体させたら面白いんじゃないかなっていうふうに思ったのがきっかけで、今のアートとアイドルをコラボさせるってグループを作ろうっていう経緯に至りました。
今回のいめたそさんがプロデュースされるアイドルはどういったイメージを持たれているんですか?
いわゆる『アイドル』っていうとメンバーとファンがいて、いい意味で『繋がっている』イメージを持っているんですけど、私がプロデュースしたいアイドルは、アイドルとクリエイターが同じポジションにいて、ファンの方はアートを鑑賞するみたいな感じで応援してもらえたるなったらなと思っています。
いめたそさんご自身がアイドルをプロデュースする前に持っていたアイドルのイメージと、実際にプロデューサーとしてやっていこうと思った時のアイドルのイメージって違う部分とかありますか?
元々知り合いとかにも地下アイドルの人とかも結構いて、SNSで上で見たりとか、友達が出ているライブにも行ったこととかもありました。
やっぱりすごいキラキラしてるし、本当に自分の個性を発信してファンの人とすごい密接に繋がってるようなイメージがすごい強かったんです。
だけど今回プロデュースするARTNADOLLは、まだ始まってないのでなんとも言えないんですけど、私が作ったグループはたぶん違うイメージになるんだろうなあっていう風には思ってます。
なるほど。
話を少し前に戻しますが、運営の方から「アイドルやりませんか?」というお話があった時、感覚的な部分以外でプロデューサーをやろうと思った決め手みたいなものはありました?
直接会う前にLINEとかでやり取りはしていたのですが、そこまで詳しく話をしてなかったので、本当にどういう感じの依頼というのはまだわからない状態だったんです。
でも私の世界観は結構はっきりしているので、「カワイイ感じ」とか、「カラフルな感じ」とかを見て声掛けてくれたのかなって考えていて、でもそういう私の世界観を前面に出したアイドルを作るっていうのはなんかピンと来なくて、もしそういう依頼だったらなんかちょっと違うかなっていう風に思っていました。
で、自分の中で運営さんに会うまでに色々どういうアイドルだったらやってみたいかなって考えた時に、さっき話したようなにアイドルとクリエイターのコミュニティを合体させたら面白いんじゃないかっていうのが固まっていたので、それを提案させてもらったら「いいね」っていう感じだったので、「それだったらやりたいなあ」というふうに思ったっという感じです。
ここからはプロデュースされるグループについて聞かせて頂きたいのですが、グループ名の『ARTNADOLL』ですが、ネーミングの由来や意味など教えていただけますか?
『ART×アイドル』がコンセプトなので、最初それで色々考えてました。
なんか最初『アートナドル』とかアートとアイドルを組み合わせた造語みたいなのをいろいろ考えたんですけど、でも『アイドルアイドルしていないグループ』に将来的にはなっていくと思ったのと、『アイドル』と『ドール』っていうのもちょっと似てるなっていうのもあったんです。
『ドール』だと「着飾る」とか「装飾」という意味もあると思うので、どちらかというとそのイメージもコンセプトに近いなって言うのがあったので『ドール』というワードをキーワードにして、『アート』と『ドール』でアイドルの意味もちょっと含まれているイメージもあって2つの言葉を合わせて『ARTNADOLL』しました。
そういった由来だったんですね。
メンバーの方についてお聞きしようと思うのですが、実際にメンバーを選ぶ際にいめたそさんの中で基準などはありましたか?
今回のグループのイメージからして、雰囲気的なものも含めると『若くてキャピキャピ』みたいなのではなくて、ちょっと落ち着きがあって芯があるような子とか、しっかりしている子とかが良いなっていうふうには思いました。
後は本当にクリエイティブなことをやっている子とか、全体のメンバーのバランスを見ながらっていう感じです。
オーディションで選んだ子もいますが、私の方から先に声をかけて参加してくれることになったメンバーもいます。
メンバーにはアイドル経験ががある魅乙羽奏さんや琴海りおも入っていますが、そのあたり特に考慮した部分とかありますか?
私もアイドル経験とかはもちろん無いですし、一般的なアイドルについて詳しくなかったりもしたので、そのメンバーの中に経験者がいるとちょっと心強いなって言う部分もあったりとかもしています。
琴海りおちゃんは今所属しているre:miawと掛け持ちでやってくれるんですけど、本人も「掛け持ちで頑張りたい」っていう風に言ってくれているので、ありがたいですね。
いめたそさんがプロデューサーになられて、実際に大変な部分とかありますか?
ステージとかの準備がこれからっていうのもあるんですけど、なんかまだアイドルを作っているっていう感覚が今のところそこまで無くて。お互いに知らない同士のメンバーを集めて一つのことをやるっていうのは凄い大変なんだなっていうのは。思いました。
自分はそんなにリーダーとかに向いてるタイプでは今までなかったので、リーダーになるっていう自覚は全然無かったんですけど、スタートまでの段階ではけっこう自分が色々考えて決めたり、メンバーに連絡を回したりとか、そういうことをちゃんとやらないといけないようになったので、自分はあんまりそういうことはできないと思っていたんですけど必然的にやるようになったら、なんか一応出来ているかなっていう感じではあります(笑)
自分の中でも「あれやったかな、これやったかな?」みたいなのをみんなに細かく連絡して、確認するっていうのは結構苦手なんですけど、でも今回はなんか結構自分がやりたいことだから多分できているんだろうなっていうのはありますね。
デビューに向けて今どのような状況ですか?言える範囲でいいので教えてもらえますか?
夏とかにデビューを目指してるんですけど、「この日にデビューします!」という訳ではないですし、一方的に「これやります」みたいなのではなくて、メンバーと一緒に「何がやりたいか」とか、「どういう感じの曲にしたいか」とか「どういうパフォーマンスにするか」っていうのも一から考えていったりしています。
それももしかしたら他のクリエーターさんとコラボするかもしれないですし、まだそこは決まっていなくて、これからみんなで考えていく感じになります。
今、いめたそさんの中で「こういう人とコラボレーションしたいな」とかっていう部分ってあったりします?
クリエイターとかアートってゆっても本当に幅広いんですよ。『アート』って言っちゃうと絵とかを想像する人も多いと思うんですけど、全然なんでもあるんです。
例えばダンスも表現だし、歌も唄うのも作詞、作曲とかも含めてそういうのを作ってる人とかとコラボとかもしたいなあって思ってますし、写真とか何でもありなので、本当に幅広い色々なものを作ってる人たちとコラボしていきたいなって言うのはありますね。
なるほど。
その中でも楽曲のイメージなどは固まっているのでしょうか?
なんかそれもこれから結構みんなで案を出し合うかなっていう感じではあるんですけど。「ただ明るくて可愛いい」って感じよりは、ステージに立つとしたらダンスとか体の表現も入ってくると思うので、そういうのとも合わせて考えたいなっていうのはあります。
例えば歌詞が入って無い部分が結構長くあったりとかしたら、そこでは歌わないパフォーマンスが長くできたりとかもするかもしれないですし、そういうのもなんかちょっと普通アイドルとちょっと違う感じを出していきたいなっていうのは想像してます。
アーティスト写真拝見しましたが、結構アーティスティックなものに仕上がっていますね。アーティスト写真のコンセプトやどのようにして作られたのですか?
もともとアートな感じでを撮りたいなってまず思ってて、その中でもシュールな感じにしたいなというのもあっていろいろ考えたんです。
グループ名がARTNADOLLに決まって、その中に『ドール』っていうのも入ってたりしていてちょうどいいかなって思って、着せ替え人形みたいなのをイメージしてディレクションを考えてみようっていう風になりました。
私を含めてそれぞれのメンバーが着せ替人形の箱に入って感じをイメージして、人形の周りには小物とか服とかが置いてあるというイメージがちょっとシュールでかわいいのでそういったコンセプトで撮ってみました。
アーティスト写真の衣装については、メンバーと話し合って決めたんですか?
今回の私の友達でスタイリングとかが得意な子がいたので、その子と「コラボしよう」みたいな感じになりました。
その子と一緒にメンバーひとりひとりのコーディネートを決めて、背景の布とかも買ってきて使ったんですけどその布の色との組み合わせとかを私とその子とで全体のバランス考えてディレクションをしたっていう感じですね。
アーティスト写真自体もほぼコラボ作品みたいなんですね!
いめたそさんから、読者の方に対してARTNADOLLの「この部分を見てもらいたいな」とか、「ここを注目してもらいたい」というような部分があれば教えて下さい。
多分これからSNS上で表現をかなりしていくと思うので、公式のTwitterとInstagramが始まったのでまずはSNSをすごく見てほしいなっていうのあります。
多分インスタの方が画像とかだと結構見やすいかなっていうのはあるんですけど(笑)
最初はSNSは中心での活動が多くなっていくと思いますので、曲とも関係なく色々な作品の写真がSNSにいっぱいアップされていくので、そういう写真とかを見て欲しいと思います。いずれはリアルな場での写真展示とかイベントとかもやってけたらと思っています。
いめたそさんが思っているARTNADOLLの行き着く先のイメージなどありますか?
将来的にはアイドルというものが核になってクリエイターさんたちが集まってくる大きいコミュニティになったらいいなって思っています。
最初はARTNADOLLを中心にコラボレーションをやっていく中で、全然アイドル関係なくクリエイターさん同士が知り合いになって交流して、そこからコラボレーションしてもらったりとか、そういう大きい輪になれたらすごく良いなっていうのもあって、それをまとめて日本だけじゃなくて世界に発信できたらいいなっていうのは思います。
正直なところやってみながらどうなるかっていうのはあるんですが、でもそういう大きなコミュニティになったら良いなっていうのはあります。 なので、話を聞いて面白そうだなって思うクリエイターの方を常に募集しています。立派な作品とかは無くても大丈夫なので、すごい軽い気持ちで応募してもらえたら嬉しいです。
アーティストの応募は下記noteを参照。
ARTNADOLL 公式Twitterアカウント:@artnadoll
ARTNADOLL 公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/artnadoll/
ARTNADOLL 公式Twitterアカウント:@artnadoll
いめたそ Offical Website :http://imetaso.com/
いめたそ noteアカウント:https://note.com/imetaso
時芽いめ (いめたそ) Twitterアカウント:@_imetaso_
成真えに Twitterアカウント:@any_narumae
茉莉花 Twitterアカウント:@matsurika_mm
魅乙羽奏 Twitterアカウント:@wakawaka_nyan
琴海りお Twitterアカウント:@kotokoto_man
夢乃つきの Twitterアカウント:@yumeno_tsukino
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