youmenosay インタビュー 「いっぱい協力してくれる人が出てきて、超マジ感謝感謝!」
2023年3月26日(日)活動開始を迎えた3人組のセルフプロデュースグループyoumenosay。
IDOL REPORT.comではデビュー前からインタビューを重ねてきたが、活動開始から1年を迎えて感じた思いや、2023年3月28日(火)にリリースした新曲、そして2年目の活動に向けての思いについて今回もロングインタビューを敢行した。(聞き手:IDOL REPORT.com 編集部)
youmenosayさんとのインタビューですが、プロデューサーを務めている北郷さん(北郷可恩)とは3回目、グループとしては2回目ということで、今回もよろしくお願いします。
youmenosayがデビューしてこのインタビューをしている段階で約10ヶ月、始動から1年になりますが、始動前の想定と実際の活動を重ねてみて、想定以上に出来た部分、逆に想定外に出来なかった部分などお聞かせいただけますか?
そうですね、思ったよりいけたところで言ったら、2次元化は少しずつ近づいているのかなっていう感じがしています。 あと、協力してくださる企業の方やイベンターさん、作家やマネージャーさんなどが少しずつ増えてきていて、そういった部分ではちゃんとyoumenosayが評価されてるなって思っている部分だったりとかしますね。
逆に思ったよりいけなかったところは…そうだな、なんだろうな…。難しいですね(笑)
プロデューサーとしての自己評価とかで言ったら全部になっちゃいそう(笑)
この辺りは満足し切ることはないと思っていますし、常にシビアに考えています。
例えば、ライブのキャパ数とか埋めるのはすごく難しかったなっと思っていて。
これはどこのアイドルさんも同じだと思うんですけど、今は本当に人を呼ぶのって大変だと思うんです。1年にしてはyoumenosayを好きでいてくれる人は、すごくたくさんいると思ってますし、SNSでもちょっぴり気になってくれているって人もいるんですけど、 その人たちがライブまで足を運ぶっていうのは正直まだ全然実感できてない部分ですね。
今までみたいにライブをこなしてファンの方を増やしていくというより、私たちのことを色々な面で気になってくれているファンの方にも寄り添うべきだなって考え方を変えたのはありました。
どの辺りで考え方を変えました?
スタートからの1年間は『RE:START』というテーマでやってきました。
正直自分は5年間アイドル現場を離れていたので、すぐにこのグループとしての正解を見つけるのは難しいとも思っていたので、より『アニメ化』という目標に近づける方法はなんだろう?と考える1年になっていました。
マンガにも描いていますが、それぞれメンバーの『再出発』の1年だったので、それぞれが今後の目標や課題を見つけたり、成長するための1年間だったなと。
そのためにこの1年間は、ライブをたくさんやってみたり、突拍子もないことをやってみたり、アニメにまつわるイベントに出演してみたり、直接自分たちの経験を通して、やりたいことをより明確に、やるべきことをより慎重に探していくための1年になっていたのかと思ってます。
なので、去年(2022年)の夏ぐらいの時点では、『半年後には、完全に変わっているように考えていかなきゃいけないな』っていうのがあったんですけど、現実的にそうすぐには変えられない部分もたくさんあるので、1年間は基本的に所謂アイドルがやることもやりながら、アニメ化を目指して頑張っていこうって。
ちょうどその1年を前にした4月から4コマ漫画とか、ボイスドラマとかがちゃんと形になり始めてきて、でもそういうところに持っていくまでに、半年ぐらいメンバーと話し合いながら準備し、新しいマネージャーを迎えたり、お話を進めたりして、徐々に形になっていったという感じですかね。
雪乃(雪乃さり)さんは、youmenosayで活動を始めて1年で自分が変わったと思うところ部分ってどの辺りですか?
自分のことだと、アイドルとして自分が目指してた『ここら辺までできるようになるかな?』みたいなのよりは、不安だったダンスも出来るようになって、ちょっと上手くいったかなって。
逆に大変だった部分は、私はアイドルが初めてで、辛いだろうなとは思ってはいたんですけど、なんとなく『ライブしてればお客さんは増えるだろうな』って考えていたんです。でもいざやってみると、新しく気になってもらえる人を増やすっていうことは思っていた10倍くらい大変で、うまくいかなって感じましたね。
自分たちのSNSも更新しないといけないですし、ダンスやセリフなども覚えて、運営のお仕事とかもみんなでやんなきゃだし、ステージと運営を全部両立しなきゃいけないのがめちゃめちゃ大変でした。
少しは慣れてきました?
そうですね、もう全然慣れました。
デザインのことだったりとかもそうなんですけど、前よりできることも増えたし、仕事が前より早くなったから…
めっちゃ要領良くなりましたよ。
シゴ早なんです。
うんうん、成長は感じます(笑)
逢花さん(逢花ゆま)は活動してみてどうしでした?
出来なかったことから話すと、やっぱりみんなが言ってるように集客の問題っていうところです。
さっきもきゃのんちゃん(北郷可恩)が言ってましたけど、全く違うところに向けてyoumenosayに興味をもってもらうように動いた方が、私たちのファンの方を増やせる可能性が高い気がして。そのためにはどうやったら興味をもってもらえるかを探そうってことに気付けて良かったなとも思いました。
結構早い段階で、今まで通りのやり方をやっていても無理じゃないかってみんなで気づいた感じだよね。
ライブアイドルを5年とか長年やっている方もいらっしゃるじゃないですか、『長年やってて、徐々に集客は増えているからこのまま続けよう』って。
でもyoumenosayはキャパではなくてアニメ化を目標にしてるから、バズりにいったほうが良いんじゃないかって思ってます。
ライブをやれば現場に足を運ぶファンの方が付いてくると思っていたけど、実際は難しいことを実感したということでしたが、youmenosayさんの楽曲ってクオリティが高いので、これは個人的な感想にもなるのですがライブ会場で聴いたら気になると思うのですが?
見てもらえたら絶対気になってもらえると思うんです。
現に気になってる人とかいると思いますし、楽曲が刺さってるって感じることもすごくあるんですけど、それが現実的にライブの動員になるのかは本当に難しいなっていうのがあったので、ライブを2年、3年と続けてファンを増やしていくというより、見直して新しいやり方をしなければってなりましたね。
自分が以前アイドルやってた時と、お客さんの価値観も状況も全く変わってしまったので…。やってみて余計感じましたね。
今いるアイドルファンではなく別のところからファンをつけようと?
今はアイドルのライブに足を運んでくれる人たちをトップを含めて取り合っている状態だと思ってます。なので、今ある多くのグループの動員は望めないというのが厳しい現実なのかなと思っています。もちろん、そんなことないグループさんも沢山あるとは思いますが。
トップクラスに売れているアイドルグループさんのファン層って一般的なアイドルファンだけじゃないですよね。
1年間アイドルの正攻法みたいなのを結構真剣にやってみて、それで今言ったような状況だったら5年続けていてもこれくらいのファンの数だろうなってなんとなく肌感で分かったところもあったんです。
youmenosayの目標はアニメ化なので、うちらのコンテンツから入ってもらって好きになった人が対バンライブだったり、主催ライブだったりに足を運んでもらえば嬉しいなって思うようになったんです。
で、蓋を開けた時にコンテンツのクオリティだったり、ライブのパフォーマンスとかが低かったら好きになり続けてもらえないと思うのでこの1年間はライブでその部分は磨けたと思うし、それ以外の部分でもラジオだったり、こういうインタビューなどをやってきて、その上で今後何が必要かをメンバー含めて真剣に話せたので、この1年間は私はプロデューサーとして学び、ステージの人間としてのリアルな今を体感し、今後アニメ化に向けてyoumenosayが『やるべきこと』を真剣に考え、『START』という次のテーマに向けた基礎的な考え方作りができた1年だったと思っています。
やってみて分かってきたと。
そうですね。
自分が以前にアイドルをやっていた時は、ライブをやれば勝手にお客さんが増えるものだったので、やっぱりやってみてアイドルとしても新しく活動のあり方なども進化させていかなくちゃダメなんだなって。
現場に足を運ばなくても配信とかで楽しめるようになってしまったのも大きく変わった部分なんですかね?
もちろん、ライブをしてそのライブが楽しいってのは今後も絶対必要なんですけど、今はアイドルの楽しみ方もライブだけではなくなってきてしまっているので。
だから、中身であるコンテンツやクリエイティブが強くないとこれから先はもう無理なんじゃないかなと思って考えを変えないといけないって余計思いましたね。
ちょっとお話かえまして、2023年3月28日に『ゆめのせい体操』『Believe(仮)』『TAKAI$USHI』の3曲がリリースされますが、新曲3曲デモが上がってきた時、雪乃さん、逢花さんはどの曲が1番「これヤバイ!」って思いました?
どれもヤバすぎて(笑)
ジャンルが違いすぎて「え?これ??」ってなりました。
でも、個人的には『ゆめのせい体操』のイントロ部分の裏切りみたいなのがめっちゃすごい印象的でした。
私は『TAKAI$USHI』なんですけど。
最初、歌詞が無いデモ曲だけが送られてきたんですよ。で、「あ、かっけー曲だな」って思って数日聞いてたら、その後に歌詞付きのデモが送られてきて、「あ、こんなかっけー曲に寿司が載るんだ…」って(笑)
サビの部分も何が入るんだろうって、デモ曲聴いて思っていて「英語とかかっこよく決めてくるのかなって」思っていたんです。
分かる!
なんかK-POP系のような感じのものがくるのかなって思ってたら
「寿司???」
みたいな(笑)
なんか全然歌詞かっこよくなかった(笑)
なんて言ったらいいんだろう…。
ちょっとサイケデリックな感じがいいなって思って、こんな感じになりました(笑)
それでは、1曲ずつ曲についてお聞きしていきたいと思います。
まずは、話題に上がった『TAKAI$USHI』ですが、これはどんな風に曲を発注をされたんですか?
最初、全然寿司の曲にしようなんて微塵も思っていなくて(笑)
最近トラップミュージックとかラップ系とかヒップホップとかR&Bとかそういう曲にハマっていて、誰が聞いても『かっけぇ!』ってって感じのノリで、アイドルがいけそうなギリギリのラインで作ってほしいみたいな感じでお願いして返ってきたのがこの曲で…(笑)
でも、あまりにもカッコ良すぎて逆に「これってyoumenosayでやれるか?」ってなったんです。でも直すのも勿体ないと思ったのと、英語の歌詞じゃないと無いと曲に載らないっていうのもすごくあったので、『英語とか韓国語とかに聞こえる日本語』をめっちゃ意識して歌詞を書きましたね。
歌詞見ないでさらっと聴いたらワンチャン日本語に聴こえないんじゃないかなと(笑)
でも、どうせみんなが歌ったら普通にyoumenosayらしさは出ちゃうので。その辺のおかしさみたいなのが絶対なんか化学反応するとは思ったんで。
逢花さんは『TAKAI$USHI』どうでしたか?
「高い寿司聴いてどうでした?」かは、そこだけ聞いたらヤバイ質問!
寿司なのに「食べて」とかじゃなく「聴いてって」(爆笑)
えー、 なんか私あんまり高いお寿司を食べたことがなくて、 歌詞の意味はあまり理解してない部分もあるけど、とにかく「やべえ歌詞だなって」思いながら見てました(笑)
あ、でも私、サーモンがめっちゃ好きであとかっぱ巻きとか。なので高いお寿司屋さんで売ってるようなお魚を食べてなくて、なんか歌詞見た時に「あ、そうなんだ、サーモンって無いんだ」って…。
(爆笑)
それでは、次は『ゆめのせい体操』いきましょうか。
北郷さん以前「体操っぽい曲を作りたいって」っておっしゃってましたよね。
言ってましたね。体操っぽい曲はずっとやりたくて、『ラジオ体操みたいな感じのカワイイ曲で、ポップで、短い曲がいいです』みたいな感じでお願いをしたら、これが返ってきて「いいな!」って思ってそのまま歌詞をつけました。
それこそyoumenosayって意外と聴かせてなんぼみたいな曲が多いんですけど、 楽曲クオリティだけじゃない、ライブ曲としてみんな巻き込んで初見がノれるみたいな曲が1曲欲しいなって思ったんでお願いしました。
『ゆめのせい体操』の歌詞はサクッとできた感じですか?
ですね。結構スラスラ作れたかなって思うんですけど。
でもこの方が作曲してるメロディーラインが実は1番歌詞書くの難しくて…。ちょっとなんか語感とかが特徴的な感じのところ多くて(笑)
特に『るーんたった、るーんたった』っていうところが永遠に出てこなくて…。メロディには『たーたった たーたった』って入っていて、「なんやねん!!入るもの無いでしょ!!」って考えていたんですけど、「こりゃ自分のボキャブラリーにある言葉じゃ無理だ」って思って色々探してたら、覚えてないんですけど『〇〇たった』って言葉があって、それに『るん』をつけたらハマったって感じでしたね(笑)
『るんたった』なんて言葉、普通に聞かないですよね。
『ゆめのせい体操』自体はポップで、youmenosayらしい曲だと思うのですが、雪乃さん、逢花さんが聴いた印象教えていただけますか?
『おかさんといっしょ』とかで流れてきそうな曲だなって思いました。めっちゃ子供曲みたな感じがしてかわいくていい曲だなって。
あと、意外とみんなで動くところが多いよね!
ね!
『ゆめのせい体操』は既にライブではやっていて、覚えやすい振り付けって言われてて、初見のお客さんもやってくれてますね。
『THE youmenosay』みたな曲が出来て嬉しかった。
歌詞に『きのりん』『きゃのち〜』『ゆまてゃ』って私たちの名前が入っているですよ。それが、絶対にこの3人しかできない曲って感じで嬉しくない?
うちらにしか出来ない曲。
かわいい!(笑)
嬉しいよね!
しかも初めて聞いた人はさ、私たちのあだ名知らないじゃん。だからこれを聞いたら、あ、『さりちゃん(雪乃さり)は、きのりんって呼ばれてるんだ』とか、『ゆまちゃん(逢花ゆま)じゃなくてゆまてゃなんだ』とかなるから、めっちゃ伝わりやすいよね。
『ゆまてゃ』が採用されたのさりはびっくりした。
ずっと『ゆまちゃん』だったんですけど、さりちゃん(雪乃さり)が言い始めて『ゆまてゃ』になったんですよ。
そう。ずっと言い続けてここまで『ゆまてゃ』が広まったことは誇らしいです!
(爆笑)
名付け親です!
雪乃さんが、『ゆまてゃ』の名付け親です!!
一生マウントを取りたいです!よろしくお願いします!!(笑)
『ゆまてゃ』が定着するまでどの位かかったんですか?
結構早かった。さりが言い始めてからみんな真似し始めて。
最初は「ゆまちゃん!」ってみんなが呼んでて、それが嫌だった。一緒の名前で呼ぶのが嫌で「俺だけのゆまてゃ」って感じで使ってて、それがどんんどん広まって、今は『ゆめのせい体操』にまで使われるようになって。
誇らしいですか?
ちょっと(笑)
俺だけのゆまてゃがみんなが使うように良いんですか?
まぁ、まぁ、良いんじゃないですか?
王者の風格じゃん(笑)
かっけー、さすがだわ!!
『公式のあだ名になったわ!』って思いますね。
よかったよかった!
あと、みんなのキャラとかもしっかり『ゆめのせい体操』に入ってるし、歌割りとかも含めてスゴイハマってるなって感じでが良かったですね。
自己紹介ソングっぽい一面もあるわけですね。
自分の名前が入っている歌詞もなかなか無いですし。
他のグループだと急にいなくなってしまったりもあるかもだけど、うちはそうじゃないから歌詞に名前いれられる!うれしい!!
それ、考えてなかったっす(笑)
信頼してます!!
歌詞の中には『世界が平和になっちゃうYO』って世界平和も願ってますからね。
youmenosayが世界を平和にしているんですよ!(キリッ)
最後の曲ですが、これは『Believe(仮)』で良いんですよね?
あ、うーん(笑)
確か考えてたよね。
ちなみに、曲名に1番ダサい英単語を付けたいんですよ。なんですけど、その時思い浮かんだのが『Believe』で。
なんかパラパラとかこういう感じの曲って『Believe』っていうのがすごく多くて。だから『Believe』って調べて引っかかればいいなという感じもあって。最初『(仮)』付けてたので、そうしたら、みんな『Believe(仮)』って呼ぶようになっちゃって…
『Believe(仮)』までがタイトルだと思ってるんだけど(笑)
その方が面白くない?
じゃ、『Believe(仮)』にしょうかな。
そしたら誰とも被らない。
被らないから良いんじゃない?
じゃぁ、そうします!(笑)
とりあえず『Believe(仮)』で進めさせてもらいますね(笑)
元々パラパラをやりたいってお話も聞いていましたが、実際に曲が来て北郷さんは歌詞を付けられたわけですが、Z世代っぽい歌詞って実際に書いてどうでしたか?
曲自体が全然今っぽくないんで、歌詞くらいは今っぽくしたいというのもあったし。 今またギャルが流行ってるじゃないですか。平成ギャルから今のギャルまで刺さるような歌詞観みたいなようにはしようかなと思いました。逆にどの世代にっていうのはあまりこだわっては作ってないです。
雪乃と逢花さんってパラパラって実際やってみてどうでした?
めっちゃやりたかった!
最近また再燃してるからずっとやりたいなって感じだったから嬉しかった。
今、SNS見るたびにギャルになりたい10代の人たちがめっちゃ多くて。なんかメイクだけでもギャルみたいな人たちもめっちゃ多いんで、だからこの曲ってめっちゃギャルになりたい人たちにも刺さりそうですごく良いし、パラパラはやったことないけど、なんかやってみたい欲はめっちゃあったから楽しいです。
この曲ってステージで歌っていないんですよね?
全く歌ってないです。
踊るためだけの曲なので。
ライブで一緒にやっている人みるとおじさんとかがやっている感じですね。
おじさんがパラパラ踊るのカワイイですよ。
パラパラは踊ってみてどうでしたか?
普通のダンスだったら、結構歌詞に合わせて振り付けが作られてるから、なんとなくニュアンスで覚えられるんですけど、パラパラってもうずっと似たような振り付け続いてて。
ゲシュタルト崩壊するよね。
そうそうそうそう!
ちょっと違うけど似てるからめっちゃ難しくて、体に染み込ませるくらい何回も何回もやらないとパラパラは無理でしたね。何気にyoumenosayの曲でダンス一番難しかったかも知れない。
サークルの如くやってるもんね。
ギャル特有の気だるさみたいなのを表現するのが難しかった。
テキパキしているのが良いわけじゃないからね。
いつもはアイドルだからキュルンってやってるけど、それを出さないで無気力で踊るのが真反対すぎて難しかったなぁ。
このパラパラの振りは誰が付けたんですか?
いつもお願いしている先生に「この曲でパラパラお願いします」って感じでした。
先生も私から何お願いされてもビックリしなくなってて「わかりました!任せてください!!」って感じで(笑)
で、結構ガチなものが付きました(笑)
パラパラの振り入れってどの位かかったんですか?
でも、覚えたのは2、3時間くらいですね。
覚えてから定着させるのが大変でした。
本当に、今回の新曲3曲ともいい意味でヤバイですね。
いろんなベクトルでやばいですよ。
言い直すと、youmenosayが持っている楽曲の引き出しの多さを改めて感じさせられました。
そうですね。
この1年間本当にやってみて、『youmenosayの限界はどこ?』みたいなのを見せておきたいっていうのはすごくあったので。
曲の振り幅でいうと、曲のジャンルの偏りがあるグループにはなりたくなかったんです。ストレートな曲を作れるのは多分1枚目でわかっていると思うので、今後はどこを伸ばしていくかはちょっと考えますけど、いいものをいいタイミングでやりたいっていうのは常に考えています。
アイドルさんだと、「この曲はできない」みたいなのってそれぞれのグループあるのかなってめっちゃ思っていて。それこそ、ロックな感じの楽曲しかやらなかったり、4つ打ちしかやらなかったりとか、そういうのを見ていると、すごく勿体ないって思っちゃうんですよ。
『私たちらしさ』さえぶれなければ、うちはどんな曲をやってもyoumenosayに昇華できれば正直大丈夫な感じがしています。
北郷さんが持っているyoumenosayワールドのお話が出ましたが、雪乃さんと逢花さんで『こんな感じの楽曲をやってみたい』ってありますか?
え、でもこの1年で『TAKAI$USHI』とか割と全ジャンル網羅したなって思っていて。
逆に何がどんな感じの曲が1番好きなんだっけ?
さりは、ジャズ系が好きで、『キミはふわふわ』とか『taikutsu』とかオシャレな感じの曲が好きだから、思いっきりジャズに振った曲とかやりたい。
youmenosayはジャンルが多すぎて。
1年通しては聴ける曲はいっぱいあるんですけど、そのシーズン的な曲みたいなのが意外と無いので。
シーズンの曲を最初に出すのはなんかよくない気がするので、これから出すんだとしたら、春っぽい卒業シーズンの曲だとか、夏だったら『(なんとか)サマー』だったり、秋だったらハロウィンじゃないですか。そういうそのシーズン的な曲があったら良いかなって思います。
いいじゃないですか!
ハロウィンでジャズを検討してください!
いいじゃん、いいじゃん!
youmenosayがここまで楽曲の幅が広いっていうのは、セルフで活動していっていうのもあったりするものなのでしょうか?
そうなんじゃないかと思いますね。
あとやっぱりメンバーが曲を作っているのが大きいと思いますね。多分アイドル自身が曲を作ったりや詞を書くグループってほとんどいないので。
だから『これはいける・いけない』の感性が多分、プロデューサーさんだけだと、持ってない可能性があるし、それこそプロデューサー目線でいったら、売れる・売れない、既存客に受ける・受けないって考えちゃうんで。それだけだったら『TAKAI$USHI』はやらないですよ(笑)
でも、『うちはいけるっしょ!』みたいなのが、なんとなくですけど自分たちの肌感でもあるし、たとえいけなかったとしても、『イケてることをやっていれば良くない?』っていうのが多分みんな根底にあるので、youmenosayで楽しく、可愛く、ちゃんと夢があることやってれば、それが良いのかなって。
とにかく自分たちのバイブスが1番大事なんで、可愛くないことをやることの方が屈辱ですね。
ダサいことをやるほうが嫌だよね?
うん!
うん!
それこそ衣装1つそうですけど、みんながいいと思ってないものを着るとか、やりたくないことをやるとかって、いちばんバイブス下がっちゃうので。それはステージングでは絶対やりたくないって思っています。
3曲収録されたシングルが2023年3月28日リリースということで、これを読んでる方期待して聴いて欲しいですよね?
そうですね。ヤバさを体感してもらいたいです。
『TAKAI$USHI』のライブでのお披露目はもうちょっと後ろになっちゃいますが、でもきっと楽しいと思いますよ!
個人的にyoumenosayさんを見てきて、大きいイベントに出演されたり目標であるアニメ化に向けて着々と準備をしているなって見受けられるのですが、2年目に向けて具体的な方向性であったりとか教えていただけますか?
基本的にライブ活動は、変わらずにやっていこうと思っているんですけど、それ以外の部分では2023年4月から4コマ漫画が始まったり、それに伴ってボイスドラマもやることになって、それが毎週あるような形になります。
毎週やるっていうことは、SNSのコンテンツがすごい充実するってことになるので、もっといろんな人にまで届くように拡散だったりとか、そういう人たちを更にキャッチするためのボイスドラマや楽曲だったりとかすると思うので、多分ライブの数はこの1年間よりは減っちゃうけど、やらないとかもないし、ファンの方とのコミュニケーションとかはそこまで変わらないと思ってるので、その点は不安になったりしないでほしいです。
それこそツアーを回ったりとか、したいことはいっぱいあるので。
だから、この1年はより2次元化した4コマ漫画とかが認知されて形になればいいのかなとは思いますね。
その先にしか正直アニメ化っていうのは無いし、多分今売れるのって本当にバズとバズったもののクオリティだと思ってるので、そこでバズったものに関しては多分動員とかもビックリするくらい付いてくると思っているのでそういった方向を頑張ってみようとメンバー全員で考えています。
今は北郷さんのプロデューサー目線でのお話でしたが、プレイヤーとして御三方のこの1年の目標をお聞かせいただけますか?
そうだな…。私は純粋に歌うまくなりたいですね。
自分が惹かれるキャラクター的なものって、アニメキャラであっても、人であっても、 やっぱり歌上手い人とか、パフォーマンスがいい人が本当に好きだなと思っていて。
自分は経験の中でそれなりにできるようになってきただけの人間なんで、別に自分で元々ポテンシャルがあるわけではないので、平均点な感じで精一杯でした。
最近すごくいい経験をしたんです。
人のバンドのライブを見に行ったんですけど、正直、バンドもアイドルと一緒で、ある程度のランク同士って慣れていってしまって、『この平均点できてればいい』っていう状態になってしまうんですよ。でも、そのバンドは違っていて頭4つぐらい抜けて良かったんです。『あ、プロってこれか』って、私すごい感動して。同じお金を払って見るんだったら、やっぱりパフォーマンス高い方を見に行くって思ったんです。
その感覚ってアイドルやってるとアーティストという感覚は鈍るっていうか、 ま、自分たちも別に生歌じゃないですけど、パフォーマンスを高めるという部分もやっぱり目指していかなきゃいけない部分だよなって思って。その上でどうやるか、どう見せるかなんですけど。
でも大前提として『そもそものポテンシャルをあげないことには 無理じゃない?』って普通に思っちゃって。
だから、本物の上手い人を見て『ここまで行かないと無理だよな、人の心震わせられないよな』って思って、特に最近自分のパフォーマンスを見直したいと思っているところなんですよね。歌もダンスもですけど、特に歌をブラッシュアップしたいです。
雪乃さんはアイドル1年生から2年生に進級するということで、目標などを教えていただけますか?
かわいい!2年生!!
おめでとう、さりちゃん!!
やったぁ!
私も変わらずパフォーマンスはずっと伸ばしたいなって常々思っているので、そこは変わらないんですけど。あとは、なんだろ…。
4コママンガとかが始まるので、キャラ立ちみたいなものとか自分を見つめ直してしっかりマンガと自分も連動していけるように色々トークだったりとか、ブラッシュアップしていきたいなって思ってますね。うん、うん。
本当に良くなったと思う。
ねぇ、本当に。
なんかここ1、2ヶ月の成長が著しくて。めちゃくちゃ喋れるようにもなったし、その上でおもしろいし、スゴイ雪乃さりって思いましたね。
やったぁ!
アイドルって覚醒する瞬間ってありますよね?
ありますよね。それも秒なんですよね。
なので、今めっちゃいい流れだし、やっぱり2次元とかのコンテンツとの相性も良いので、もっと良くなると思ってます。超スゴイ。
今ちょうどマンガとかボイスドラマとかでいっぱい協力してくれる人が出てきてさ、(手を合わせて)超マジ感謝感謝って。
感謝感謝!(笑)
自分で1日の反省会するときに、結局最後、感謝感謝で終わる。
一番大事だから!
周りが頑張ってるから、私も頑張らなきゃ申し訳ないなって思うんですよね。
「ありがとう」とかって言っても、伝わらないじゃないですか。結局、自分が頑張って成長してその成長が多分お返しになるのかなって思ったから。
天才!お前は天才だよ!!
そこに気づけているのがスゴイ。
だから頑張ります(笑)
やっぱりこれがうちのセンターなので、大丈夫だと思います。
いや、ホント偉いよ。普通思えないから。
私もやっぱり以前はその環境が当たり前で、私が恵まれていたって気付かなかったものって凄くあったなって今になって思うので。
ただ、youmenosayってセルフでやっているから、所謂『運営さん』がいるグループ以上に苦労してることもいっぱいあるし、良いことも悪いことも自分たちに直接ぶつかってきちゃうんです。本来は演者のモチベーションを上げていくのがプロデューサーの仕事なんですけど、全然そういうところもみんなで共有して、『みんなで頑張ろうね』みたいな感じでやってきたから、辛いこととか、現実を一緒に見てきたからこそ、物とか人のありがたみっていうのは、わかる子に育ったんじゃないですかね。
本来アイドルはこうあるべきってなのかなって、ものすごく自分も思ってます。
個人的に逢花さんは以前のインタビューの時「人見知だ」というお話を伺ったのですが、この1年で良くなっている気がしたのですが?
だいぶ治ったよね。
治りました!
ホントに人と喋れなくて。前世でもトークイベントとかもやってたんですけど全く喋らず終わってて…。でも、つい最近までほんとに喋らず終わってたんですけど、『それじゃダメだ』っていう気持ちが芽生えて、ちょっとずつちょっとずつ。自分でコミュニケーションを取れるように気を付けようとはなりました。
コミュ力上がったかもしれないです。
上がったよ!
「『それじゃダメだ』っていう気持ちになった」ってことでしたが、youmenosayが3人ということもありますか?
1年通してより信頼できるようになったかなって。
自分がなんか言って失敗してもカバーしてくれるって思いがすごくあって、だから、『今のなんか違かったかも』ってなっても、しっかりカバーしてくれるから自分が発言してもいいんだっていう感じにはなりましたね。 今までなんか臆病になって言えてないことが多かったんですけど。
なんか変な空気になってしまっても誰も助けてくれない環境もあったりするよね。
もちん自分の発言は毎回責任は持ってるんですけど、でも、『ちょっとタイミングが違かったかも』とか、自分は緊張すると早口になっちゃうので『今の早口過ぎたかな』とか思うこともあって。
重要だったのに早口になっちゃった時とかは、さりちゃん(雪乃さり)とか、きゃのんちゃん(北郷可恩)とかがもう1回ゆっくり言ってくれるから、聞いてくれる人たちにも伝わってるし、いいカバーだなって思っていながら助けられています。
あ、感謝感謝です!!(笑)
本当にこの3人じゃないと絶対に1年続けられていないので。
改めて、逢花さんがこの1年で伸ばしたい部分ってどの辺りですか?
2個あって。
1つは、ホントみんなと同じようにパフォーマンスを伸ばしたくて。
元々自分はある程度できる方だったんですよ。ま、歌はちょっと置いといて(笑)ダンスとかは元々『踊ってみた』がめっちゃ好きで、ある程度踊れてたし、TikTokもやっていたので表情の使い方とかもそこそこ分かっていたんですけど、逆に自分の型が決まっちゃいすぎちゃってて。
隣に成長著しい人(雪乃さり)がいるので、追い抜かれそうで。
自分に型がちゃんとあるのは大事だと思うんですけど、なんかそこでファンの人たちとかが飽きちゃったりとか、ぶっちゃ新しい面が見れたりすると面白いじゃないですか。そうなった時に、やっぱ自分のパフォーマンスも伸ばしていきたいなってのはすごくあって…。
さっき、きゃのんちゃん(北郷可恩)が頭4つ分抜けてるバンドを見た話と一緒なんですけど、私はラブライブシリーズの1つのグループのライブを見に行ったんですけど、もうそん時になんかこれが理想だっていうのがあって。当然アニメ化してるし、ライブのパフォーマンスもものすごく良かったんです。 『私の目指してる部分はこれだ』ってなった時に、このパフォーマンスがあるからこそ、ファンの人たちがわざわざアニメではない現場に足を運んで見るんだろうなって。
私もこれにならないと、ファンの人たちが現場に来るっていう未来が見えなくて、『このパフォーマンスになろう』って思ったんです。
今後はダンスレッスンとか、歌のレッスンとかやっていきたいってのがめっちゃあるんですけど、それが1個目。
2個目はSNSです。
去年も頑張ったんですけど、『去年頑張ったから今年はいいや』ってならなくて、むしろもっと今年やらないとヤバイってなっちゃって。
で、今回『Believe(仮)』とか『ゆめのせい体操』とか『TAKAI$USHI』とか、パンチ効きすぎた曲がいっぱいあるので、それをどうにかしてTikTokとかで伸ばしていきたいっていうのはあります。やっぱり今はTikTokが私たち世代のとても大きなSNSのコンテンツだから、そこを伸ばしていきたいってのがめっちゃあって。
自分は自分自身のフォロワーもそうですけど、youmenosayに興味持ってくれる人も増やしたいのでSNSをもっと頑張っていけたらいいなって思ってます。
なんか、もったいない気がして。youmenosayの曲って絶対聴いたら聞いたらはまると思うので。
今回リリースする曲はTikTokバズらせたいよね。
絶対見て、聴いてもらったらハマるからそういう機会をいっぱい増やすためにもSNSを頑張るしかないって思ってます。
頑張る。お願いします、先輩!
この先、youmenosayさんは2023年5月7日(日)というちょうど、デビュー1周年に渋谷DIVEでワンマンライブ『1st Anniversary Oneman Live「START」』も控えてますよね?
そうです!
キャリアとしては殆どちゃんとしたワンマンはやって来てないので…。
チケットももう発売しているので、是非来ていただけると嬉しいです!
5月7日来てください!
お願いします!
ワンマンに向け色々また発表もしていきますので、期待していてください。
『1st Anniversary Oneman Live「START」〜Band set SP!〜』 詳細 日付: 2023年5月7日(日) 時間: 開場 18:00 / 開演 18:30 会場: 渋谷DIVE 料金: SSチケット 30,000円(+1D) ※特典:SSオリジナルチケット / 前方エリア / 事前挨拶(囲み写真) / 記念グッズ / 終演後打ち上げイベント参加券 Sチケット 10,000円(+1D) ※特典:Sオリジナルチケット / 前方エリア / 事前挨拶(囲み写真) / 記念グッズ 通常チケット 3,000円(中間エリア・+1D) ペアチケット 5,000円(中間エリア・+1D) 手売りチケット 1,000円(後方エリア・+1D) チケット: SSチケット・Sチケット https://youmenosay.official.ec/ 通常チケット・ペアチケット https://t.livepocket.jp/e/kkw8v
\🎉チケット発売開始🎉/
— youmenosay《公式》 (@youmenosay) March 16, 2023
2023年5月7日 (日) @ 渋谷DIVE
1st Anniversary Oneman Live「START」
【SS・Sチケット】
🎫 https://t.co/cawmeuxM4S
【Aチケット(通常・ペア)】
🎫 https://t.co/jvQmjEF23e
【手売りチケット】¥1000 #ゆめのせい1周年記念ワンマン pic.twitter.com/9BnJZfuzDs
youmenosay 公式Webサイト:https://youmenosay2022.bitfan.id/
youmenosay 公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/youmenosay/
youmenosay 公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCO2NDT3SOeImJjl0ZPHf5OA
youmenosay 公式Twitterアカウント:@youmenosay
北郷可恩 Twitterアカウント:@Dreamy_Canon
逢花ゆま Twitterアカウント:@cv_yuma_
雪乃さり Twitterアカウント:@sarikin_0
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