Karman インタビュー「ライブに来る意味みたいなものは私たちの歌にはあると思います」
2023年9月30日(土)に下北沢ERAのフロアには、扉を開けてフロアに足を踏み入れるのにも苦労する程の人が詰めかけていた。Karman(カルマ)のデビューを共有するためだ。
世界観を前面に打ち出した楽曲とダンスを、アイドルとしての前世をもったメンバー各々が高いレベルのパフォーマンスで紡ぎあげていく様、それに呼応するフロア…。
デビューライブにも関わらず圧倒的な存在感を植え付けたKarmanにIDOL REPORT .comはロングインタビューを慣行。披露したダンス・楽曲への思いのみならず、今後に向けての思いなども聞いた。(聞き手:IDOL REPORT .com編集部)
本日はよろしくお願いします。
まずはメンバーのみなさんの自己紹介からお願いできますか?
ブルー担当の松永梨加(まつながりか)です。頑張ります!
よろしくお願いします。
ピンク担当の日比谷聖來(ひびやせいら)です。広島県出身です。
よろしくお願いします。
パープル担当の咲良南那(さくらなな)です、よろしくお願いします。
頑張ります。
レッド担当の阿野結衣(あのゆい)です。
最年少です。よろしくお願いします。
ライトブルー担当、望月こさめ(もちづきこさめ)です。
よろしくお願いします。
イエロー担当の香坂星奈(こうさかせな)です。
『せなまる』って呼んでください。
Karmanさんは、2023年9月30日にデビューされましたが、実は難しい質問になるかもしれませんが、Karmanはどんなグループと説明しますか?
ビジュアルが普通にカワイイ子たちがヤベェことをしているのが私の第一印象なので、言うならばギャップがスゴイですかね。
楽曲派というか、楽曲強いですよね。
正直、まだがむしゃらにやっているところで、そこまで客観視できていない状況なんです。
なるほど。確かにまだ客観視できないというのは理解しました。
さて、2023年9月30日のデビューライブのお話を聞こうと思います。
当日自分も拝見させて頂いたのですが、開演直前に着いたらフロアに入れない位のお客さんがいらしていて、前評判の高さに驚いたのですが、ステージから超満員のフロアを見て率直な感想を教えていただけますか?
嬉しかった。
燃えた。
純粋に嬉しいですよね。デビューライブっていう日にあえて来てくださるっていうのは。
しかもチケットも完売しましたし。
期待に応えたいなって思いました。
「す、スゴイ!」って思いました。
みんな経験者で今までは色々なグループで活動していたのが集まったと思うと嬉しくなりました。
今もありましたけど、みなさんアイドル活動経験者ということで、以前から応援していたファンの方もフロアに結構いらっしゃっていましたが、そういうのを見ていかがでした?
うーん、やっぱアイドルあるあるだと思うんですけど、解散だったり卒業だったりでグループが変わってしまうことはあると思うんです。でも変わらずに応援してくれるファンがいるっていうことが、私はすごい幸せだなっていう思いましたね。
私はグループと色が変わったんですけど、ずっと応援してた方からするとその色で私のイメージが付いてしまっていると思うので、それが変わっても付いてきてきてくれてるのがすごい嬉しいなって思いました。
私的には以前いたグループとは楽曲含めて系統だったりとか違うので、最初は受け入れてもらえるかなみたいな不安があったんですけど、でも会場に来てくれて、応援してくれていたので安心感がちょっとありましたし、系統が違っても受け入れてくれて、楽しんでもらってるなっていうのが実感できたかなと思ってます。
私は前世での活動は3ヶ月くらいだったので、だからまだファンも他のみんなみたいにはいないんですけど、それでも人数じゃなくて、「待ってたよって」言葉をかけてくれたりとか、新しいグループで活動をすることを受け入れてくれる人がいるっていうことが、私がステージに立つ意味でもあるので、応援をしてくれているファンの人も、これから出会うファンの人も、もっともっとここから輪を広げていきたいなって思ったデビューライブでした。
今まで、ダンスとか歌とかパフォーマンスを前面に出すグループに憧れていたんですけど、今までいたグループは結構可愛い系だったりで自分のやりたいことができないような感じだったんです。けど、やっと自分が理想とするアイドルとなれて、それをこんなにいっぱいの人に見てもらえるんだ、ここから始まるんだって前向きな楽しい気持ちでした。
私もグループのイメージが結構変わってしまったので受け入れてもらえるかがすごい不安だったんです。だけど、前回と一緒の黄色担当を続けてやらせてもらえることになって、緊張していてもふとした時に黄色が目に入ると「あ、(ファンの人が)いるいる大丈夫!」みたいな安心感を得られました。
デビューライブは緊張しました?それとも楽しめました?
楽しかったですね。
ステージに出る前は緊張でしたけど、出たら楽しくなりました。
なんか私個人としては、ファンのみんなも知らない楽曲が多分多いですし、その中でどこまでフロアを盛り上げれるんだろうっていうのに必死でしたね。
『私たちを見ろ!』って感じでやっていたので。『見ろ!=沸け!』という気張った状態を緊張とともに感じていたので、フロアを見る余裕はそこまでなくて、自分のことでまだまだ手一杯でした。
他の方はフロアを見る余裕はありました?
私、スピーカーに足掛けてフロアに身を乗り出すくらいに行ってしまったほど楽しかったですね。
最後の1曲でフロアみんな踊っていて、踊っているみんなを見たら私も「楽しい!」って思っちゃって、最後の力をだしてスピーカーに登っちゃいました。
そこだけは私見てました(笑)
すごい素敵でした。
本当ですか!よかったです!!
全然フロア見る余裕なかったですね。
元々緊張しいで、何回ステージに立っても本番前吐きそうになるんですけど、 やっぱりデビューってこともあって、なんか、ずーっと「うっ!」ってなってました(笑)
聖來(日比谷聖來)って美人で強そうに見えるじゃないですか?でも緊張するときの行動パターンがあって、それがみんなにめちゃめちゃ喋りかけるんですよ。
楽屋でめっちゃ喋っちゃって、みんなに話しかけちゃった。
気持ちを紛らわすためじゃないんですけど、喋ってたらちょっと楽になるのでみんなに話しかけにいっちゃうんですよ。みんな準備中なのに迷惑かけるくらいに喋りかけにいっちゃったので、ちょっと頑張りたいです(笑)
あえてデビューライブに点数をつけるとしたら?
私自身は30点ですね。
やっぱり人がいると感情も変わってくるし、今まで出来ていたものも気が動転して間違ってしまったり、 歌も緊張して歌いきれなかったりっていうところで、もう全然ダメじゃんって思ったけど、でも楽しいっていう面では100点です!
もっともっと強い、ヤバイ人間になりたいですね。
ライブ中はもちろん100%以上出しているつもりでしたし、楽しかったし、テンション上がっていたんですけど、でも後から客観視してしまうと「もっとここできるな」とか、悔しい部分が見つけられてるので、まだまだいけると思います。
デビューライブのときにもお話したんですけど、舌足らずだったりして、喋るのが苦手なんですけど、リハーサルの時にラップ噛んじゃってヤバイって思ってたんです。でも本番ではダンスとか歌とか間違えてはなかったんですけど、もうこなすのにいっぱいいっぱいで。お客さんの熱量に合わせて踊るのと練習とでは全然違って、すっごい疲れちゃって…。もうちょっと体力つけなきゃなと思ったので60点くらい。
点数としてつけるのめっちゃ難しいのですけど、パーセントで言ったら120を出したんですけど、それは別に点数じゃなくて…。
点数で言うとしたら私は60点ぐらいで、その理由としては緊張で出しきれなかった場面があったり、逆にフロアを見すぎて楽しすぎて位置がわからなくなっちゃったりしてたので、トータルで60点ですね。
ここを間違えたとかは無いんですけど、心も体も余裕がなかったなって思って。
お客さんはデビューライブだからKarmanだけを見に来てるじゃないですか。 みんな満足させられたかなとか、なんか自分も余裕ないから、細かいところまで意識が行かなくて。点数でいうと…半分くらいかなって思います。
ステージに上がったらハイテンションでふわーってなっちゃって。みんなの顔見てニヤニヤしてたら、1回立ち位置わからなくなって…。「あれ?みんな前通るな…」と思ったら全然違う方にいてとかありまして。(笑)
個人的な反省点はもう死ぬほどあるんで、それはお家に帰って1人反省会をしたんですけど。
身体全体の見せ方としてはすごい。みんなかっこよかったなって思ったんでデビューライブとしては良かったなと思いました。
デビューライブの直後に対バンライブにも出演されましたが、ファンの方だけじゃない初めての対バンライブでフロアの印象などはいかがでしたか?
正直そこまではまだ見れてなかったですね…。
楽しかったって印象はあるんですけど。
でも意外と食いついてくれてるなとはめちゃくちゃ思って。
沸くというわけではないんですけど、めっちゃ前に乗り出して見てくれている感があって、私はすごい嬉しかったです。
ライブの後に送られてきた映像を見返すんです。見たら踊っているときは気付かなかったんですけど照明がすごいバチバチにされてていて、「うわぁ、これは食いつくわ」って。(笑)
さらにカッコよく見せてくれてるから、ありがたいなって感謝しました。
個人的にめっちゃ嬉しかったのが、私も知らなかったので多分初めてKarmanを見てくれた方だと思うんですけど、1番後ろで見てくれた方と、Karmanが目当てじゃないから隅っこで見てくれていた方が途中から赤いペンライトを振り始めてくれて、それがすごい嬉しかったですね。
だからちゃんと初めて見て、Karmanのこと「あ、いいな」って思ってくれたんだっていう人がいたり、なんかムーブだったり振りコピをしてくれてる人もいたりして、今まで私が前世も合わせて知ってきたライブの中で1番手応えがあった対バンライブだと思いました。
初対バンはデビューライブの翌日だったんですけど、デビューライブの時よりなんか対バンの方が目をあわせにいけた気がして、自分的にちょっと余裕が増えたのかなって思いましたし、Karmanのことを食いついて見てくれたというのもあると思うので、そういう点で目をたくさんあわせることが出来て嬉しかったです。
私って、私に興味がない人に興味を持たせたいという挑戦心みたいなものが結構あったりして、自分に興味ある人より、興味なさそうな人にこう、オラオラしたりするのが好きなんです。
私自身、知らない人が見ているって状況にテンションが上がるので、対バンで『知らない人たちだけど、見てくれてる人』に、どうやってこっち側にもっと引きつけようかとか『覚えろよオレらのこと』みたいな感じで、考えながら目を合わせに行ったり、顔色を伺いながらパフォーマンスする余裕は生まれたかなって思いました。
デビューライブを拝見して、ダンスもものすごくダイナミックで手が混んでるなって率直に思ったんのですが、振り入れはどれくらい時間かかったのですか?
1曲は3時間を2回でしたね。
それで完成させて、その後は各々でブラッシュアップしていくのが基本ですね。
単純な疑問ですが、そのくらいの時間で振りは入るものなのですか?それとも皆さん経験者だからだったりするからですか?
『KARMAN』は3時間で最後までいきましたね。
そう言うと、覚えが早いかなって思いますね(笑)
みんな全然最後までいけてましたね。
「なんでこのグループこんなに踊れるの?ヤバイ!」ってビビりましたよ(笑)
誰ともぶつからないし。
ビックリしたし感動しました。
でも、ダンスって楽しいなって思えた瞬間でしたね。デビューっていう新しい門出に向かってアドレナリンが出てる状態だったので、覚えるの楽しいって思えたのもあり、どんどん進んでいけたのかなって私は思ってます。
Karmanのダンスで大変な部分ってどの辺りですか!?
スゴイところまで音を取ってダンスを入れ込んでるんですよ。
他のグループさんと比べると、Karmanって振りを合わせるところが多くて、なので「ちゃんと合わせよう」ってダンスの先生も言ってくれますし、メンバー自身からもすごいそういったところは出てくるから、その辺はすごいレベル高いなって自信を持ってます。
振りを覚えるのももちろん大変だけど、一体感を出すために合わせるというのが私は1番大変かなと思いますね。
他にダンスで意識している部分などありますか?
『一種の作品のような一体感のあるダンス』って振り付けの先生にも言われていたんですけど、全体で作るダンスだから隅々まで1人1人がダンスの表現のパーツになっていくみたいな経験をしたことがなかったので、メンバーみんなで一体感を出して、1つ1つのピースとしてダンスをした時、美しすぎてすごい感動しましたね。
自分で踊っていてわかるものなのですか?
踊っていてもそうですし、みんなで詰めていってレッスン動画を見たときも「うわぁなんだこれは!アイドルの域を超えている」って思いましたし、ダンスの先生もおっしゃってました。
でもそれはこの6人がいなきゃできないことであって、今のKarmanだからできることじゃないかなと。
今の持ち曲4曲で、一番ダンスで難しい曲ってどれになりますか?
1曲毎超えてったんですよね。
『KARMAN』来た時に「ヤバイ」と思ったら、またヤバイの来て、もう1個ヤバイのが来たみたいな(笑)
確かに(笑)
全部ヤバイ(笑)
そうなると、『流転』が一番難しい?
いや、それぞれ違んですよね。
『流転』は3曲とまた違うヤバさがあるんですよ。
例えば、『KARMAN』と『SUMMER VENUS』ってどう違うのですか?
『KARMAN』は確かにテクニックが必要な部分が多いんですけど、抜くところがわかって踊り慣れると楽しく自分の中で表現できると思うんですけど、『SUMMER VENUS』はまた違って体力を消耗する曲なんです。
『KARMAN』が短距離で『SUMMER VENUS』が長距離で継続的な辛さがある感じですね。
『SUMMER VENUS』は抜くところが無いんですよ。
常に苦しい(笑)
『SUMMER VENUS』は全員の歌割りも多いのでそこでも体力を消耗するっていうのもありますね。
では、『CATHARSIS』はどうでしたか?
私は一番苦戦しました。
最後のところとかは、「どうやったらできる?」ってみんなにめっちゃ聞いて、先生にもめっちゃ聞いたんですけど、でも「できない!!」ってなったけど、みんなが教えてくれてできるようになりました。
他の曲より力強さが必要かな。
テクニックもいりますし、スキル要素多めですね。
『SUMMER VENUS』はみんなで同じ振りをやることが多いんですけど、『CATHARSIS』は物語を作っているというようなイメージですかね。
そうそう、劇をしているような。
で、『流転』は?
神経使います。
繊細ですよね。
『流転』は、他の3曲よりも振りは多分1番簡単ではあるんですけど、だからこそ粗が見えやすいダンスだと思うんですね。
っていうことで、神経使ったり、フォーメーションも繊細な綺麗な振りのままどうやっていくかとかもあって、私は1番苦戦しました。
ま、シンプルに右脳と左脳がどっちも動かないという(笑)
結構頭使いますよね。
楽曲についてお聞きしていこうと思いますが、このインタビュー時点での持ち局としては『KARMAN』『SUMMER VENUS』『CATHARSIS』『流転』の4曲ですが、どの順番で曲を渡されたのですか?
その順番です。
レコーディングは1曲毎、それともまとめてですか?
1曲ずつやっていきました。
なるほど。
それでは初のオリジナル曲の『KARMAN』を聴いたときの印象など教えていただけますか?
『KARMAN』は表題歌なので背負っていかないといけないじゃないですか。今後もずっと歌い続けるという覚悟を持ちつつ「これ決めないとヤバイな」って思いが強かったですね。
さっきも言ったんですけど、かっこいい系のグループに入りたかったので「こういう曲ができるんだ」っていう楽しみの方が強くて。どういう感じで自分だったら歌おうかなとか、 どういう表情にしようかなみたいに聞いた瞬間はもうワクワクの方が強かったんです。
だけど振り入れになったら、次の日全身筋肉痛で…(笑)「これ、できるかな?」って思いました。
膝とか痣だらけでね。
そうなんです、膝とか付くので痣だらけになっちゃったんですけど、それを労っている暇もなくて…。痣は勲章って感じです。
実際に『KARMAN』のレコーディングで難しかった部分など教えてください。
私はラップが難しかったですね。
音源だから癖付け過ぎてもよくないかなと思って、癖を抜いて歌うんですけど、逆にそれがちょっと難しかったです。
狭いレコーディングブースに入った状態の中だと、テンション上げることはできるけど、音程というかニュアンス変えすぎずに歌うっていうのがすごい難しくて、1番苦戦しました。
勢いでいった気がするけど、Karmanになって初めてのレコーディングだったから、「これでいいのかな?」みたいな部分はありました。 だから最初の曲はみんな聞こえるところにいて、教え合いながら、みんなの意見を聞きながら探り探り歌った印象です。
結構自分じゃわからなくていっぱい周りに聞いて、みんなが「おぉー!」ってなったら次のパートみたいな感じでした。
私、声に表現力が無いので、毎回ずっとみんなに聞いててもらって、「もっとこうした方がいいよ」とかすごい言ってもらってるんですよ。なので、みんなの意見に従いながらって感じでした(笑)
結衣(阿野結衣)が最年少ながら「ここ、こうした方がいいよ」とか私たちをサポートしてくれるんですね。 それは心強いですね。
私は『KARMAN』では出だしのパートを歌わせてもらっているんですけど、Karmanの曲を初めて聴いてもらうのが『KARMAN』なので、その初めの出だしが間奏もなく自分の声っていうのがすごいプレッシャーもあって。
そこをどう歌ったらいいかなとかも思ったし、みんなのを歌を聞きながらテンションが合わせていくとか、そういうところもレコーディングで気をつけたし。
梨加ちゃん(松永梨加)が言ってくれたみたいに、みんながレコーディングの時に頼ってくれることがよくあって。
私も頼ってもらえるのが嬉しいので、他のメンバーのパートとかもめちゃめちゃ聞いて、「これはこう歌ったらいいよ」とかいうのを、実際に録ってみたりとかもして、自分だけのパートじゃなく、曲にめちゃめちゃ寄り添いながらレコーディングしました。
前のグループがすごい元気系だったので、元気じゃない曲をどうやって歌おうかって(笑)
声も低い感じで出せないからカッコイイが薄れてしまうので、下めで歌うというのを最初は必死にやりました。
まだ慣れてませんか?
(小刻みに頷く)
なるほど(笑)
では、2曲目の『SUMMER VENUS』はどう歌おうとか歌い方で難しいとかありましたか?
最初の歌詞が
♪なびいた髪から香る トドメの一撃でオーバーキル♪
で、ダンスもセクシーなんですよ。だからちょっといつもよりは艶っぽさを意識しましたね。あとはキーの限界を超えたって感じ。
音の高低差が一番広いですね。
出したことのない高さを、無理やり何テイクも何テイクもやって出しましたね。
でもみんなスゴイ頑張っている感じでしたね。
楽曲的に『SUMMER VENUS』は難しいのですか?
私的には歌は1番難しいと思います。
4曲の中で音域と地声で歌わなければいけないところが1番高いんですよ。なので。めちゃめちゃ難しかったですし、今も難しいです。
さっき結衣ちゃん(阿野結衣)が言っていたとの同じで、1番高いところを地声でいかないといけないところがあって、レコーディングでは「うぅぅ…」って絞り出して地声でいったんですけど、やっぱりライブでは裏声でやってます。すいません…(ピース)
結衣ちゃんは地声でやってくれているから「あぁ裏声でゴメンね〜(Wピース)」って思っています(笑)
裏声でも『SUMMER VENUS』にあわせて艶っぽく歌えるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!(笑)
全部苦労しているんですけど、元々声が低いので高いキーを地声で出さなきゃいけないのが、もう全曲私は大変なんですけど。
確かに『SUMMER VENUS』は、♪今日だけ一緒に踊りましょう♪という部分を誘っている風に表現するのを手伝ってもらったし、だけど、やっぱサビはブチ上げなきゃいけないから、そこに持ってくのに私も今すごい苦戦しているところですね。
ABメロとサビの感じが違うんですよ。
ABメロは妖艶な感じでありながら、サビは『パワー!』って感じです。
自分のパートの時に前の人の勢い引き継がないといけないのが、私は結構大変なところだなと思ってます。
私も一緒で、『地声出るか?出ないか??』みたいな戦いをもうずっとしてました。『録る』「あ、出なかった」『録る』「あ、出なかった」 を何回もやって、最後は腹筋をすべて使って地声で録れました。
私結構どの歌もさらっとレコーディング終わらせちゃうんですけど、そこに関してはなんか譲れなくて、何回も録り直した記憶があります。
実際自分ですごい練習したのか、出るんですよ、そのキーが。
一番レコーディングできれいに声が出てたと思いました。
裏声だとすごく細くなっちゃうので、ライブで細くなるのは嫌だからライブでも地声でいけるように、そのパートに命掛けるようにお腹にに力入れてます(笑)
『お腹に力入れる』とか言っても、やるって言ったらみんなできたから。みんなすごいですよ。
3曲目の『CATHARSIS』は『KARMAN』『SUMMER VENUS』とどの辺りが違いますか?
もう楽曲性が違いますよね。なんてジャンルって言っていいか分からないんですけど。アップテンポかつロックすぎずで、歌って踊って私が1番興奮するのは『CATHARSIS』なんですよね。 自分が上がる曲って感じです。
私は音域で泣きました。難しかったのでこの曲が一番怖い…。
「ここは地声で出してほしい」ということに対して自分がすごく悔しくて。でもそこを出せるように頑張っているところです。
最初に感情を無くして機械的に言い合う部分があって。感情を無くすって難しくないですか?なので、そこが苦労しました。
そこはどうやって対処したんですか?
上手い先生(阿野結衣を指して)を真似しました。
せなまる(香坂星奈)はコピー能力がスゴイんですよ。私が一回「こういうのできる?」って見せたら、ちゃんとそれをできるようにして来るんですよ。その上めちゃめちゃストイックなんです。
『CATHARSIS』は籠もっていた自分から解き放たれるというか、『ぶち壊せ』みたいな世界観の楽曲なので強めに歌わないといけないんですけど、普段の喋り方が真逆なので、その強弱の付け方が難しいって思います。
『CATHARSIS』って台詞っぽいところが多いんですよね。
♪黙れ 好きなようにさせろ♪とか♪来るな やめろ 帰れ 嘘だ♪とか。
主人公がいて、その子が感情をぶちまけてるから、ちゃんとそこは感情込めなきゃいけないところなんですけど、一方ですごく機械的な音と機械的なメロディーになるところがあって、そことかは逆に抜いたりしなきゃいけなかったりとか、コロコロ変わっていくところがすごいあったから、そういうとこの抑揚のつけ方とか、声にどうやって自分の表情を載せるかとかが難しいですね。
『KARMAN』と『SUMMER VENUS』の自分のパートはガツンと歌う系が多かったんですけど、『CATHARSIS』は初めてちょっと落ち着く、というかサウンドがあまりないところを初めて歌うということで、表現というか歌い方を変えて少し工夫しました。
変わってた。個人的にギャップで萌えた。
『流転』はちょっと質問を変えて、ライブだったらここを聴いてほしい、見てほしいという部分など教えていただけますか?
個人的には、最後みんなでユニゾンで歌うんですよ。 歌詞も『ちょっと苦しいよ』という内容なので、そこの全体の苦しさを6人で表現した時の世界観をライブでぜひ見てほしいです。
1番最初にみんなで固まってるフォーメーションがあるんですけど、1番最後もそれで終わるんですよね。『流転』って「生と死を繰り返す」というような意味があるので、振りも巻き戻すみたいなところがあるんですよ。
なので、曲の最初にやっている振りを最後にもう1回巻き戻すようにやっているというのも注目してほしいなって思います。そこは鳥肌ゾーンってダンスの先生もおっしゃってました!
衣装のマントが初めて活かされてるなって。
Karmanの衣装は元々マントがついてるんです。で、そこから発生したアイデアで、マントを動かす振りをすることで、女性らしさとか表現できたりするので、衣装を使ったダンスができるっていうのはかなり強いなって思いますね。
落ちサビ前のところで、盛り上がってきてみんなで一斉に前向いて何するのかなって思いきや、スンって感じで横に向いて歩き出すところがあるんですけど、結構そこが好きで。何が好きなのか分からないんですけど(笑)
今までバンバンってやっていたのにみんながスンって立ち止まって、梨加ちゃん(松永梨加)だけ一人逆流するという世界観が本当に好きで、見てほしいです。落ちサビ前のところです。
そう。落ちサビ前のダンスから落ちサビ後のダンスまでは特徴的で世界観がスゴイので確かに見てほしい。
ダンスだけじゃなくて後ろで鳴ってる音も好きだし、振りも好きだし、 なんか「あぁ〜」ってなってくる感じです。
もう一気にガラッって変わります。
自分が歌うパートでみんなが一列になって、原始人の成長みたいながあるんですけど、私そこがすごく印象が強くて。
いままでに無い振りで、ひとりひとりどんどん出てくるのが印象に残りました。
『流転』めっちゃミュージカルだと思っていて。起承転結がちゃんとあるんですよ。歌詞も聴いてほしくて、まるで一つの劇みたいなると思います。
個人的な感想になるのですが、デビューライブ前にサブスクで聴いた楽曲とライブのステージで見た楽曲の印象が大きく変わったところがあったんです。そこで、みなさんがライブで心がけているとか、注力をしている部分などがあったら教えていただけますか?
お客さんに応えようと思ったら、お客さんからのもらう熱に対して私たちも熱を返すことで、ライブでの厚みが増すんじゃないかなって思います。
ライブでの私たちの音源は被せが1つも入ってないので、その時の私たちの歌声自体が『THE ライブ感』っていう感じで届けられるかなと思っています。
さっきも話したんですけど、レコーディングでは癖をつけなかった部分もちょっと一癖付けたりして歌うようにはしているので、毎ライブ違う楽しみみたいなのがあると思うんです。ライブに来る意味みたいなものは私たちの歌にはあると思いますので、是非ライブ見てほしいと思います。
やっぱり熱量ですかね…。気合い入ってますから。
気合い入れてないライブなんて無いですからね。
個人的な話で言うと、私は突発的にすぐ感情移入しちゃうタイプなんですよ。
知ってるよ。
マジで?(笑)
『こうなんだあーなんだ』『聞けこの野郎!』みたいな感じで歌ってるんですよ。 あ、言葉悪いですね(笑)もう本当に一言一言に熱量を込めて歌うのが好きなんで
、私個人としてはそこを見てほしい。
メンバーそれぞれ今までのアイドル活動とか過去をいっぱい持ってると思うんですよ。私はアイドル活動をKarmanで最後にしようと思っているし、みんなそれぞれKarmanというグループへの思い入れを持っているから、『アイドルっていう肩書きだけど、なんか一味違うぞ』というのを見せつけよう感がすごいんです。いい意味で。
私もそうなんですけど、ほんとに他のアイドルさんと一緒にされたくないし、今までのアイドル活動が全てここに向かうためにやってきたって思えるぐらいに私はKarmanに入れ込んでるんです。でもそれが私一人じゃなくて、メンバー全員が同じ熱量をもっているからライブ中に出るんだろうなって思っています。
私、割りとステージ上で記憶なくなるタイプなんですけど(笑)
ライブアイドルの強みって、1回のライブでどれだけお客さんを引き込めるかだと思っていて。だから、1回1回のライブ全部どんどん更新していきたいです。明日は今日よりも上って感じでどんどん成長していきたいですし、Karmanの強みは他のグループで『ここまで揃えるか?』っていうぐらいまで揃えたダンスと、それぞれ頑張って練習した歌と、響く楽曲という良いパーツが全部揃って出来上がっているので、『私たちのこと知らないのって損じゃない?』って私たちは思いたいし、『Karmanデビューしていたのを知っていたのに最初から見ておけばよかった』ってライブを見た人に思わせるようなグループになりたいです。
ライブだとみんなから出るオーラって言ったらいいんですかね、そういうのは1曲目の『KARMAN』は出やすくて、なので、迫力とかも含めてサブスクとかで聴いたときと印象が違ってくるのかなって思いますし、メンバーみんなが色々なものを背負ってライブに行くぞって空気感や世界観が、このKarmanというグループのライブで好きなところなので、ライブに来ていただいてそれに浸って頂けたらと思います。
Karmanをどういったグループにしていきたいと思いますか?
アイドルに憧れられるアイドルになりたいですね。それが結果売れてるアイドルだと思うので。あとはZeppのような超デカい箱に立つことですかね。
もちろんZeppに立つなんてそんな簡単なことじゃないのも理解しているので、まずは自分がやれることをやって、Karmanの人気をもっと上げて、「こんなライブできるってKarmanってカッコイイね」って他のアイドルさんに褒められて、それが必然的に力になって、動員も増えて… Zepp!!!(キリッ)
日本だけにとどまっているような存在じゃないと思うのでKarmanは。まだ海外に行ったこと無いので人生初の海外を遠征という形で叶えたいです。
ライブアイドルという括りではもったいないくらいのレベルまで持っていきたいって思います。
紅白とか出て、Mステとかにも出て、「明日って収録だっけ、ヤバイヤバイ!」って言いたいですね。(笑)
なので、私が目指すのは地上波にも出れるようなアイドルです。
聖來ちゃん(日比谷聖來)と一緒でめっちゃ大きいんですけど、グローバルなアイドルになるのが目標で、その過程でKarmanのメンバーは地方出身なので、まずは日本を統一(笑)してから世界でも通用するアイドルになりたいです。
メンバーが各々活動していく中で、Karmanが帰ってこれる『ホーム』だったら良いなと思っているので、Karmanをそういう場所にしたいなっていうのはあります。
私も地上波に出たいというのはありますし、「やっぱりKarmanはちょっと違うよね」って言われ続けたいですし、ライブとかでも「ここにいるのはもったいないね」って言われたいから上に行きたいですね。Zeppも立ちたいし、海外も行きたいし。
もっと大きく出来る限り輪を広げられたらいいなと思います。
最後にKarmanとしての活動以外に、個人的な目標ややってみたいことなどあれば教えて頂けますか?
ダンスも歌も表現も全部できるスーパーマンになりたいです。
「歌もダンスも全部が完璧。こいつがアイドルの頂点だ」って言われたいです。
だから、スーパーマンです。
私は元々シンガーソングライターなのでソロ活動もしたいですし、Karmanの作詞・作曲もさせてもらうことになっているので、その曲が「いいな」って言われたいです。
言える範囲で結構なので、どんな感じの曲になりそうですか?
ミュージカルみたいな感じの曲が好きで、作っている曲もミュージカルっぽくしたくて。みんなが今まで生きてきた人生がKarmanで今1つになったから、それを『今まで』と『これから』というイメージで作っています。
前の前のグループの時に作詞をしてたんですけど、作詞担当はKarmanにはいるのでその時もラップ担当だったので、ラップの歌詞をに挑戦したいなっていうのと、『Karmanの日比谷聖來』として雑誌に載りたいしランウェイに立ってみたいです。Karmanを大きくするために個人仕事もしたいという感じです。
やりたかったのは、Karmanみたいな感じだったので今は自分らしくのびのびと楽しくやらせてもらっています。
アイドルやる前に演技の仕事をしてた時があって、 年齢的にアイドルを先にやった方がいいというのもあり、やるチャンスもあったのでアイドルとして活動をさせてもらったので、聖來ちゃんが言っている感じでとエンドロールとかで『香坂星奈(Karman)』という感じでグループの知名度が広げられたらなって思うし、自分でもやってみたいので、演技のお仕事をしたいなって思います。
自分自身に価値を付けたくて、「Karmanって言ったらしゃめこね!」みたいな。
『私が食べているだけでいい』『私がやるから意味がある』というのように、この身体と顔に価値を付けて、街角でも歩いてたら見られるような人になりたいです。
個人としてやりたいのは、2.5次元の舞台に出たくて。あと私はダンサーもやっているので、振り付けもできるようになりたいなって思っています。
Karmanの振りとかもですか?
あまりカッコイイ系の振りは作れないので、他のアイドルさんに提供させてもらったりとかしたいですね。
Karmanは2023年12月17日(日)にADRIFTで1stワンマンライブ『DYSTOPIA』を開催する。詳細については下記のとおり。
Karman 1st ONEMAN LIVE 『DYSTOPIA』 詳細 日付: 2023年12月17日(日) 時間: 開場 18:30 / 開演 19:00 会場: ADRIFT 料金: VIPチケット 10,000円(+1D) ※30枚限定 ※特典:前方VIPエリア / 初詣オフ会参加権 / VIPパス / ワンマンポスター(サイン入り) Aチケット 2,000円(+1D) チケット: https://tiget.net/events/278500
業 LIVE INFO 業
— Karman-カルマ- (@Karman_idol) October 23, 2023
Karman 1st ONEMAN LIVE
「DYSTOPIA」
日程|12/17(日)
時間|OP18:30/ST19:00
会場|下北沢ADRIFT
料金|VIP ¥10,000/A ¥2,000https://t.co/cEB8FSFHkZ
※VIP先行抽選:10/23(月)21:00~10/25(水)23:59
※一般販売:10/26(木)21:00~#Karman pic.twitter.com/tRVyAv4Vhc
Karman 公式Xアカウント:@Karman_idol
松永梨加 Xアカウント:@Rika_Karman
日比谷聖來 Xアカウント:@Seira_Karman
咲良南那 Xアカウント:@Nana_Karman
香坂星奈 Xアカウント:@Sena_Karman
阿野結衣 Xアカウント:@Yui_Karman
望月こさめ Xアカウント:@Kosame_Karman
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