youmenosay 北郷可恩Pインタビュー。「そのまま二次元になっちゃったっていう風になりたい」

2022年5月7日(土)に渋谷DIVEでデビューライブ『youmenosay debut live「RE:START」』を控えているセルフユニット『youmenosay(ゆめのせい)』。そのメンバーでもありプロデューサーを務めるのは元・清竜人25の第6夫人として活動していた北郷可恩。

「本物の2次元アイドルになりたい」という夢を掲げてデビューするyoumenosayのプレイングプロデューサー・北郷可恩に、アイドルグループをプロデュースするに至った経緯やグループコンセプト、楽曲、そして現在のアイドルシーンについて話を聞いた。(聞き手:IDOL REPORT.com編集部)

IDOL REPORT.com
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まずは自己紹介からお願いできますか?

youmenosayのプロデュースとリーダーを務めています北郷可恩(ほんごうかのん)です。よろしくお願いします。
5月29日生まれの双子座で、趣味はプロレス観戦とアニメ鑑賞。特技がティラノサウルスのモノマネとジャイアンツの原監督の顔マネです(笑)

北郷可恩
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ありがとうございます。
北郷さんは清竜人25のメンバーとしてい活躍されていましたが、加入された経緯をお聞きしてもいいですか?

元々ずっとバンド活動をやっていて、バンドで大会を目指したりとかしていたんですけど、そんな中でお世話になっていたライブハウスのおじさんから「面白いオーディションあるから受ければ?」みたいに言われてたんです。
でもそのオーディションの内容ってあんまりよく分かんなかったんですけど、お世話になってるおじさんから言われたので応募しなきゃみたいな感じで、締切のギリギリに応募したんです。

そうしたら以前に落ちてしまったオーディションの関係者の方が、私のことを覚えていてくださっていて、それでなんか受かりました(笑)

正直その時はバンドに熱を入れていたのでアイドルをすごくやりたかったっていう訳じゃなかったですし、そもそも清竜人25のオーディション概要自体も「アイドル募集」では無くて、「竜人(清竜人)くんと歌って踊る子」みたいな感じだったから、どんなグループが全く分らなくて…。
で、合格したら、なんか苗字が「清」で、「結婚して」みたいに言われて「え?え?え?」みたいな(笑)

北郷可恩
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清竜人25卒業後は、バンド活動をされていたのですか?

そうですね。元々高校の時にやってたメンバーをまた集めて始めたので、自分的には「復活!」みたいな感じでしたね。
高校生の時は夢半ば的に終わってしまったので、楽しかったしやりたいなっていうのが大きくてバンドをやることにしました。

北郷可恩
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バンド活動を行っていた中で、もう一度アイドルをやろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

きっかけは、バンド活動と並行して、高井つき奈さんがプロデュースをしているsimpatixっていうアイドルがあったんですけど、それに「期間限定で入らない?」って立ち上げのメンバーとして誘って頂いて、機会があるならバンドもやれるってことだったので「半年間だけ」ということでやらせてもらったんです。

その時に、やっぱりアイドルは楽しくて、simpatixでは自分のやりたいアイドル像みたいなのを見つけて、それこそ竜人(清竜人)くんの立場みたいな感じで自分でやるのは面白いなっていうのを感じたんです。

simpatixでの活動が終わる頃位から本格的にコロナがかなりヤバイ状況で完全にライブとかも出来なくなってしまって、そのタイミングでバンドのメンバーも辞めたりしたのも重なって色々自分のことを考えるようになったんです。

まあ、25歳なので、このタイミングでやっぱり自分でもう一つ挑戦してみたいなっていうのもあって、そういった中でアイドルをやりたいっていう思いが大きくなったというところですね。


いずれは自分がプロデュースする側をずっとやりたいと思っていて、それこそ30代や40代になってからの夢だったんですけど。でも、つき奈(高井つき奈)さんの姿を見て、今って別にプレイングプロデューサーでも出来るし、バンドも別に続けることは出来るしというのもあって。でもアイドルは少なからず賞味期限があるお仕事だと思っているので、求められている期間に求められてることをしたいなっていうのもあります。

そういう状況で自分の中でアイドルをやることについて盛り上がってきてはいたんですけど、あるオーディションを受けた時、ファンの方が応援してくださって最終審査まで行くことが出来たんです。その最終審査が合宿審査で3日間ダンスや歌をみっちりやったんですけど、正直それまでアイドルとしてそこまで自分に向き合うこともなかったんで、その合宿がもう1回アイドルをやろうと思うようになった決定打になりました。

北郷可恩
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プロデュースをしたいっていうのは、当初から思っていたのですか?

本当に最初からプロデュースはしたいと思ってました。

清竜人25は解散した時は、自分が立ちたかったステージとか大きいフェスにも出してもらったし、アイドルが出られないようなイベントとかにもたくさん出させていただいたので、自分が本当にアイドル人生でやり残したことは無いなって思っていたんです。
バンドマンとしても叶った夢とかもいっぱいあって、だから本当に悔いは無いと思っていたんですけど、ね、なんか気付いたらまたやってました(笑)

プロデュースは竜人(清竜人)くんの姿を見ていたし、私は0から1にする事がすごく好きなので、いつかは何か形にすることをやりたいと思ってました。

北郷可恩
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そのような思いを持って北郷さんはyoumenosayのプロデュースを始めたわけですが、youmenosayのコンセプトを説明してもらってもいいですか?のですか?

私たちは『二次元アイドルになりたい』という夢を持っていて、自分たちのアイドル活動を原作にしたノンフィクションのアニメ化をするっていうのが目標のグループです。

そのきっかけも、私が文章を書くのが好きでアニメライターを5年くらい職業として普通にやっているんですけど、以前のアイドル活動をしていた時に自分の人生は一回しかないから経験できないこともアニメを見れば経験した気持ちになれるっていうので勇気をもらえて、アニメにとても救われたので本当に色々な人にアニメを見てほしいっていうのがすごくあるんです。

それで、アニメの主題歌をやりたいなとか、声優やりたいなとか、最近だとVtuberとか流行っているのでやりたいなとか思ったりとかもあったんですけど、どれも自分がやりたいこととはちょっと違くて。
で、「自分が本当にやりたいことって何なんじゃい!」ってなった時に、「私は二次元になりたいんだ。本物のアニメになりたい。」みたいにめっちゃ思って。そうしたら声優もできるし、主題歌も歌えるし、私のやりたいこと全部叶うじゃんってなって超ワクワクしたんです。

丁度さっきお話したオーディションを受けた時の合宿審査で一緒だった時に気の合う子がいて、合宿の帰りの車の中で「何かあったら声かけるね」って盛り上がったので、声をかけてみたら「本当にやりたい」って感じで言ってくれて。


最初のうちはコンセプトも探り探りだったんですけど、進めていくうちに二次元と親和性があるメンバーが集まったので、本当に自分のやりたいことを考えた時に「コレだ!」ってなって。で、そのコンセプトをメンバーに伝えたらものすごく賛同してくれて。今までにないし、自分たちのやりたいことが叶うっていうのがあったので、そこでコンセプトがバチッと決まった感じはありました。

北郷可恩
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メンバー集めのお話も出来てきたのですが、逢花ゆまさんと雪乃さりさんに決めたのはどのような理由だったんですか?

最初、ゆま(逢花ゆま)ちゃんの方はさっき話したオーディションで同じグループだったんです。オーディションには他にもいっぱいかわいい子も素晴らしい子もいたんですけど、ゆまちゃんはダンスも上手だったし、アイドルとしての自覚もめちゃめちゃあって、私はゆまちゃんが絶対合格するだろうなって本当に思っていたんです。

ゆまちゃんには自分と似たような感じを持っていて、最後帰る時同じ車になって、今までの話とかを色々聞いたりしていく中で、見た目はちょっとお姫様とかロリータみたいな感じなんですけど、考え方とか男勝りな格好いい部分がすごくあって。自分のこと言う時も「自分は…」って言ったりするので、そういう部分も見た目とのギャップがすごく魅力的で。

「絶対売れたい」という気持ちとか「自分をかわいく見せたい」というプロ意識みたいなのがもの凄く強くて、こういう子がグループにいたら他の子も刺激をもらえるんじゃないかなっていうのもあるし、私も実際そう思わされたのもあって一緒にやりたいなっていうのがあってまず声をかけたんです。

北郷可恩
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スマイルイエロー担当の
逢花ゆま(あいはなゆま)

さり(雪乃さり)ちゃんの方はゆまちゃんが「すごい気になってる子がいる」っていうのを教えてくれて。
純粋にさりちゃんに声をかけるくらいから『二次元』というコンセプトを考えていたんで、声とかキャラクターとかビジュアルが「この子逸材だ!」ってめっちゃ思って「絶対スカウトしよう」みたいになって。で、その場でゆまちゃんと二人でさりちゃんにDMをしたら1週間後くらいに会ってもらえることになって、もう熱烈オファーで入ってくれたって感じです。

北郷可恩
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スノーブルー担当の
雪乃 さり(ゆきの さり)
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担当カラーはどうやって決めたのですか?

私とゆま(逢花ゆま)ちゃんは前世の色そのままの黄色とピンクです。

さり(雪乃さり)ちゃんはセンターだからやっぱり赤かなとか思ったりしたんですど、赤が全然似合わないなと思ったし(笑)
ただ名前も『雪乃さり』だから寒色のイメージもあったし、本人も「青とか白が好き」って言っていたんで、じゃあそのまま「青とかどう?」みたいな感じで言ったら「いいね!」って感じだったので、そこに『スノー』をつけてスノーブルー担当みたいな感じにしました。

北郷可恩
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『プロデューサー・北郷可恩』という視点で見て、メンバーの逢花さんと雪乃さんはどんなメンバーって説明されますか?

まず、ゆま(逢花ゆま)ちゃんはすごい努力家。
自分の見せ方とかもすごく分かっているし、一番勉強熱心で色んな動画とかを見て勉強したり、言われたことに対する飲み込みもすごく早いですし、『不器用な子』ではあるんですけど、不器用ながらに自分が不器用であることを分かっていて、「人より頑張らなきゃ」という気持ちが常に感じるのでこれから本当にもっともっと伸びるなって思ってます。
TikTokとかもすごく評価されてますし、同性からも「ゆまちゃんみたいな憧れの女の子になりたいみたい」というのも増えてくるんじゃないかと思いますし、アイコンになれる存在かなと思っています。

本当に笑った顔がかわいいので、そういう姿を見て元気を与えられる子だと思います。

さり(雪乃さり)ちゃんの方は本当に天然。
ウサギみたいな子で「一人じゃ生きていけないんじゃないかな」ってくらいなんですけど、抜けてる部分もあるのに意外と芯が強くて、やりたい事とか好きなものやときめくものに対しての熱意や探究心が凄くて。勉強熱心ですし、真面目だし、でもカワイイものが好きだったりとかするし、なりたかったアイドルとしてやれてるんだったら今後すごく伸びると思います。
ゆまちゃんからさりちゃんを紹介してもらった時に「あ、この子がセンターだ」って一瞬で思ったし、ゆまちゃんも「絶対この子がセンターが良いよね」ってくらいでした。
唯一無二のセンターとしてのオーラってやっぱりあるじゃないですか、さりちゃんはそれを持っている子だと思ったので、さりちゃんはyoumenosayの絶対的センターですし、入ってくれて良かったですし、世界は雪乃さりに気付いて欲しいです(笑)

北郷可恩
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お話を聞いていると、メンバー集めの苦労というのはそれほど無かった感じだったのですが?

苦労は無かったですね。

むしろ流れで言ったらアニメの第1話みたいな感じの出会い方だったので、アニメになっちゃったら超エモいんじゃないかなみたいに思ってます。
そういう出会いとかも、うまくグループのコンセプトになっちゃったら面白いなって感じていたので、今後マンガとかを作ったりとか色々な活動をしていこうと思っていますけど、そういう時にもすごく活きるとも思いました。

メンバーの出会い方も本当にコンセプトに影響したと思いますし、ゆま(逢花ゆま)ちゃんとさり(雪乃さり)ちゃんがどんどんアイドルとして成長していく姿とかも皆さんに見ていただけるようなグループになると思うので、自分もオタクだから分かるんですけど、そういう面でもオタク心が揺さぶられたらいいなって思ってます。

北郷可恩
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グループ名でもあるyoumenosayの由来など聞かせてもらえますか?

youmenosayは普通のローマ字表記ではなくて、「あなたに」という意味の『you』と「言う・伝える」という意味の『say』を文字っていて、「夢をたくさん語っていてそれを一緒に叶えていきたい」っていう気持ちを込めています。

私自身が元々やっているバンドもDreamy Meltsっていうので、『夢』とすごく親和性のあるグループなんです。
「夢について」とか、「目標について」「人生について」みたいなことを歌っていたので、そこはアイドルでも引き継ぎたいなって言うのがあって。アイドルで自分の夢とかやりたいことを語って作っていくっていうのはあんまりいないのかなって思っていて、それこそ歌詞を書いたりとか曲を作ったりできることが自分たちの強みなので、夢を伝えるという部分をすごく前面に出したかったというのはありました。

自分が25歳まで本当にこんなに音楽好きでやりたいと思っているのは本当に夢があるからだなと思ったので「夢のせいでここまで来ちゃった」みたいな感じも込めたのと、youmenosayって「妖精みたいで可愛い」みたいなのもあってグループのコンセプトとかキャラクターに合うなという意味を含めて付けました。

北郷可恩
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お話の中に『25歳』という年齢が出てきましたが、アイドルという職業から見ると25歳って相当上の年齢という印象を持たれる方もいると思うのですが、そんな中でもアイドルをやりたいと思ったモチベーションに繋がったものって何ですか?

ゆま(逢花ゆま)ちゃんと出会ったオーディションを受けた時は、「年齢で落ちることもあるだろうし、もうアイドルとしては本当にラストかな」って受けたんですけど、そのオーディションで逆にめちゃめちゃ火がついちゃって、「こんなにやりたい思いがあるのに年齢とか関係なくない?」みたいにも思ったし、自分が25歳までやってきたことを全て活かせるとも思ったし、いずれはプロデュース業にまわりたいというのもあったので、そう思った時に自分にもうちょっとアイドルとしてのキャリアがないと誰も付いてきてくれないなっていうのもあったので、今後に繋がるって考えたら別に25歳は遅くないってのもありました。

社会で考えたら『25歳』ってめっちゃ若いってなって思った時に、アイドルをお仕事としてやっていくなら年齢を気にしなくていいかなって思ったら気にならなくなりました。

25歳でアイドルをやっている私の姿を見て頑張ろうと思う人が出てきてくれたら嬉しいと思います。

北郷可恩
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お話を聞かせて頂いている時点でレコーディングを行っているとのことですが、youmenosayの楽曲の方向性について教えていただけますか?

楽曲は一回聴いて分かるようなアニソン感ですね(笑)

「アニソンのプレイリストにあってもおかしくないもの」をテーマに作ったので、ストリングスとか編曲の音数もすごく多いですし、もうこのままアニメの曲に使えるんじゃないかなって思うような楽曲を作ってます。
楽曲の根幹としてはアニソンなのですが、色々なジャンルの楽曲をやっていきたいと思っているので特定のジャンルには寄ってないですし、逆にバンドサウンドやテクノっぽいものなどジャンルを問わずにやっていければと思っています。

北郷可恩
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今までやっていたバンドでの曲作りとyoumenosayでの曲作りというのは違いますか?

全然違いますよね。

バンドをやっていた時は全曲作詞・作曲やってたんですけど、やっぱり今の私の才能とか技術では編曲という部分がすごく難しくて。基本的に今後は作曲はしても編曲は誰かにお願いしようかなっていうのはあります。

バンドでの曲と比べてアイドルの曲ってなると、ノリやすいことだったり、オタクが大好きな感じの部分とかあるなって思ったので、かなりアニソンを研究して編曲とか本当にめちゃめちゃ口出しをしてます(笑)

構成とかはかなり考えましたね。セリフが入っているパートがあったりとか、Cメロがエモいというよりは可愛いになったりとか考えましたし、ソロとは違ってみんなで歌うことを考えて作るのは違う部分でした。

なので、オタクのみんなが一緒にサイリウムを振れるような曲だと思います。

北郷可恩
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編曲でそれほど楽曲って変わるものなのですか?

大分変わりますね。

私は楽曲については編曲まで仕上げることができないので、1曲ジャジーな曲があるんですけど、管楽器とか自分では分らないし、ストリングスって言ってもかなり幅があるので、そういう部分はもう半分ぐらいお任せして、私は感覚で「ここでかいんじゃないか」とか「こういう音入れない?」とかそういう事を言ってました(笑)

2人楽曲を作ってくださっている方がいるんですけど、両方ともめちゃくちゃ気心知れているほぼバンドメンバーみたいな感じなので、すごく楽しかったですし全然やりやすかったです。

北郷可恩
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なるほど。
実際にプロデュース業を始めてみて「楽しい」という部分と反面「大変」という部分ってどのようなところですか?

「やったらやった分だけ」はさすがに返ってこないんですけど、やった分のちょっと位は返ってくるのがなんか楽しいなと思っていて。本当に出演したいイベントに直接電話してみたりとか、プレスリリースを出してみたりとかって、今までの延長線だったら経験出来ていない部分だし。

例えばプレスリリースも書き方とかめちゃめちゃ聞いて、「こんな感じで出したらいいよ」とか「こんな風に送った方がいいよ」って指摘してもらったりとか、やること一つずつがめっちゃ勉強になるから超楽しいなって思うし、教えてくれる人がいっぱいいてありがたいなあって思います。

アイドルを卒業して、いざプロデュース業やりたいとかマネージャーやりたいとか思ってもまた一から勉強しなきゃいけないですしね。
実は「こういうものにいくらお金がかかっている」とか「こういう風なやり方をやってるよ」というような現実的な部分もメンバーに共有していて、そういうのって絶対メンバーも今後すごく役に立つと思うし、社会に出ても困らないようなアイドルのその先に繋がるようなプロデュースをしていきたいなと思ってます。

だから今もライター業は続けていますけど本当にやっていてよかったなと思いますね。

北郷可恩
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プロデューサーとして、youmenosayの具体的な目標があれば教えてもらえますか??

そもそも本当にアニメ化をする場合、「地上波で12話ぐらい作りたい」ってなると2億円位かかるんですよ。個人的にはオタクだから本当にビッグドリームだと思っていて、これがもし叶っちゃったらヤバイし、もう死んでもいいなあって思うぐらい嬉しいですけど(笑)

でも、それぐらいyoumenosayにお金をかけてもらえるかどうかっていうのは、私たちの魅力だったり、人を引き付ける力だったりとかすると思うので、簡単ではないと思うんですけど、やっぱり地上波でアニメ化したいし、その前には有名なマンガ家さんがマンガ化して描いてくださったりとかしたら嬉しいしですし、スマホのアプリゲームになったりとかしても嬉しいですし、最近だとアプリゲーム化した女の子アニメもすごく流行ってるのでそこからアニメにいけたりしても面白いでしょうし…。
やり方とかこれからどういう方とお仕事をご一緒してもらえるかは分からないですけど、そういう部分を含めてセルフプロデュースで活動をしているからこそ語れる夢というか、驚くようなことが叶っちゃったら面白い感じではありますね。

ライブとかだと具体的には『アニサマ(Animelo Summer Live)』とかに出たいですね。もちろんTIFにも出たいと思っていますし、片方に出るだけでも難しいのに、両方に出るというのはそれこそすごく難しいですけど、両方出れるようなコンセプチュアルなグループはいないですし、「あの子たち二次元になっちゃったからね」感じでアニサマに出られたらめっちゃ面白いなと思っています。

イメージ的に言うと、うちらがやりたいと思っているのは「逆・ラブライブ」みたいな感じなので、うちらがそのまま二次元になっちゃったっていう風になりたいですね。

北郷可恩
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2022年5月7日に行われるデビューライブの準備状況とかはいかがですか?

かなりいい感じでダンスレッスンとか進んでいたり、演出の部分も色々とアニメっぽいことを考えてるのでそういう部分も楽しみにしててもらえたらいいなと思います。

ありがたいことにデビューライブには素敵なグループさんにも出演していただけますし、大分いい感じで準備は進めていけています。

北郷可恩
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デビューライブ後の展開についてついてはどうですか?

1年ごとにテーマがあって、この1年間のテーマはデビューライブのタイトルにもなっているんですけど『RE:START』なんです。
メンバーそれぞれが各々youmenosayでリスタートをする1年間になると思って、この1年間のテーマになりました。

私たちはちょっと面白くて、お誕生日がみんな1クール(3ヶ月)ずつ違うんですよ。今ホームページの方にはもうさらっと書いてあることなんですけど、1クールずつサブタイトルと夢を書くページがあるんです。
そこに自分たちの1クールごと、誕生日ごとにやりたい夢を叶えていくという1年にしようと思っていて。内容としてはやり残したことでもいいですし、前のグループでやれなかったことでもいいですし。
そういうことをメンバーが挑戦していって、そこに関してオタクのみんなが共感してくれるっていう一年にしたいなと思ってるんです。

来年1月からの4クールは誰のお誕生日でもないので、そこはみんなで初めて大きい夢にちょっと挑戦しようかなと思っています。夢の内容はまだ秘密ですけど、それを叶えてからが本当のうちらのスタートかなって感じなので、ホント今はまだ序章です。

この1年はメンバーみんながやり残したこととか、忘れかけてたことを思い出していって、みんなが強くなる1年なのかなって考えています。

北郷可恩
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12話のアニメでいうと、この1年は1話・2話みたいな感じですか?

ホントそうだと思います。

アニメで言うなら『メンバー回』という訳じゃないですけど、メンバーみんなのことをもっと知って欲しいし、メンバーもそれぞれ人生歩んでいるのでそういう部分をオタクのみんなにも共有したいです。

本当にセルフプロデュースのアイドルなので、オタクの力ってめちゃめちゃデカイんです。

ファンの総称は「製作委員会」と呼んでるんですけど、現実的にも応援してもらえないと本当にアニメ化って叶わないので、そういう部分を一緒に作っていって欲しいなあって気持ちではあります。

まずは今いるメンバーと、今まで応援してくれてたみんなと作る1年にしたいなと思っていて、共感してくれると製作委員会のメンバーを増やしていくみたいな活動になると思います。

北郷可恩
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3名体制活動を開始されますが、今後メンバーを増やすなどということもありえるのですか?

まずは1年間やってみないとわからないですね。

3人でこのままやっていこうと思うかもしれないし、逆に仲間がもっといたらいいなと思うかもしれないし、本当にわからないです。

そもそも仲間を増やそうと思っても、まずは自分たちが色々なことをしっかり提示していかないと誰もついてきてくれないと思っています。

北郷可恩
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プロデューサー自らが自身のプロデュースするグループでセンターを務めるというグループも見受けられますが、当初から北郷さんはそういう考えは持たなかったのですか?

全く無かったですね。むしろ自分は絶対にセンターじゃない方が輝くタイプなので(笑)

前にいたグループでも「センターがありきで自分のキャラクターがあってそれが生きる」みたいなタイプだったので。

自分はツインテールキャラで髪色もピンクだったし、センターって言うよりはやっぱり本当に端で人気出るみたいなタイプだったから「陰で支えているよね」みたいな感じに思われたかったし。
本当に自分がセンターというのは絶対にありえなくて、「本当にグループを売りたい」とか「上に行きたい」ってなった時には絶対私よりもっと良い子がセンターになるべきだし、自分はまた自分で違う良いところがあるのでそこを見せられればいいなと思うからセンターには拘ってはなかったですし、とにかく合う子をセンターにしたかったです。

北郷可恩
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最後に、北郷さんから見て今のアイドルシーンってどう映っていますか?

多分自分がやってた時は『アイドル戦国時代』の中でも『超戦国時代』だったと思うんですけど、今はそれも終わって時代もまたちょっと違ってきるかなって。

それでも本当に毎日コンセプトを含めて色々な新しいアイドルが出てきますけど、その中で自分たちの強みは本当に自分たちがやりたいコンセプトを自分たちの気持ちで動いてやってるっていう部分だと思うので、そういう部分に共感してくれるファンだったり、セルフプロデュースをしているアイドルも増えてきているので同じような気持ちを持っている仲間を増やしたいですね。

アイドルの『セカンドキャリア』みたいなものもすごく増えてきていて、自分も含めて一緒にやってたアイドルたちもプロデュース業をやり始めているので、そういうシーンも一緒に盛り上げていけたらいいなとは思ってます。何故かアイドルの人生って30歳くらいまでと思われていますけど、それからの人生の方が長いので(笑)
色々な生き方があると思うんですけど、アイドル以外で他にやりたいことがあれば全然良いんですけど、アイドル業界でいざ仕事を続けたいってなった時に困ってしまうというのは凄くあったので、そういう部分も含めて一緒に盛り上げていけたらいいなと思います。

北郷可恩
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youmenosayのデビューライブとなる『youmenosay debut live「RE:START」』の詳細は下記の通り。

『youmenosay debut live「RE:START」』 詳細

日付:
2022年5月7日(土)

時間:
開場 17:30 / 開演 18:00

会場:
渋谷DIVE

出演:
youmenosay / パピプペポは難しい / APOKALIPPPS / あそこでクマがおどってるっっ!

料金:
VIPチケット 12,000円

優先チケット 4,000円〜8,000円

通常チケット 3,500円(+1D)

配信チケット 2,000円(+1D)

チケット:
youmenosayクラウドファンディングページ(VIPチケット、優先入場チケット)
https://camp-fire.jp/projects/view/565007

通常チケット
https://t.livepocket.jp/e/qz2vf

ツイキャスプレミアム
https://twitcasting.tv/dreamy_canon/shopcart/144145
※2022年4月9日(土)18:00〜

【お詫びと訂正】
初出時、編集部から質問で一部誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。(IDOL REPORT.com編集部)


youmenosay 公式Webサイト:https://youmenosay2022.bitfan.id/
youmenosay 公式Instagramアカウント:https://www.instagram.com/youmenosay/
youmenosay 公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCO2NDT3SOeImJjl0ZPHf5OA
youmenosay 公式Twitterアカウント:@youmenosay
北郷可恩 Twitterアカウント:@Dreamy_Canon
逢花ゆま Twitterアカウント:@cv_yuma_
雪乃さり Twitterアカウント:@sarikin_0

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